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【開催日:11/27】令和2年度 岐阜県外国人介護人材マッチング支援事業合同説明会

update 2020/11/13

【開催日:11/27】令和2年度 岐阜県外国人介護人材マッチング支援事業合同説明会

「新人介護職員のための技術研修 1日だけのバージョン研修」開催レポート

update 2020/11/06

岐阜県内の介護事業所で働く入職後3年未満の介護職員を対象にした「新人介護職員のための技術研修 1日だけのバージョン研修」が2020年10月1日(木)・2日(金)・22日(木)・23日(金)・26日(月)・27日(火) の計6回、岐阜・東濃・飛騨の3圏域で開催されました(主催:岐阜県・委託先:一般社団法人岐阜県介護福祉士会)。ワークプラザ岐阜を会場に開かれた10月26日(月)の研修には21名が参加。介護職に求められる知識や技術について学びました。

例年、各回2日間の日程で開催していましたが、コロナ禍の影響で受講定員を減らし、1日のみの短縮スケジュールに変更。アルコール消毒、換気、マスク・フェイスシールド着用などの感染症予防対策を行ったうえで、講師陣が参加者にコミュニケーションに関する講義や、モデル人形を使った実技のデモンストレーション指導をしました。

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研修会の最後には、事前に参加者から募った悩みや疑問に対し、講師陣がそれぞれの現場経験を交えながらアドバイスを送る時間も。「わからないことや、おかしいなと思うことがあったらそのままにせず、職場で発信してください。ひとりで抱え込まないことが大事」などと語りかける講師の声を、参加者は真剣な表情で聞いていました。
研修会を終え、参加者からは「技術面での疑問が解決できた」「学んだことを明日から実践したい」「同じ志を持つ人たちと出会えて励みになった」などの感想が聞かれました。


講師・浅井タヅ子先生に伺いました。

介護は、心を持った生身の人と向き合う仕事。ゆえに介助やコミュニケーションの方法に「正解」はありません。でも、原理原則はちゃんとあって、それを利用者様お一人おひとりの状態に合わせて日々応用しながら実践していくんですね。これほど奥が深く、やりがいを味わえる魅力的な仕事は他にないのではないかと思います。
ただ、一朝一夕には「仕事が楽しい!」と思えるようにならないのも介護職の現実。ではどうすればいいかというと、やはり原理原則をしっかりと身につけることが必要です。それも新人のうちに。自己流のやり方では体に負担がかかって腰を痛めたり、思わぬ事故につながることもあります。今回の研修ではその点を重視して、介護職に求められる基本スキルをできるだけ広く実践的に学べる内容にしました。
参加者の方々の前向きで一生懸命な姿に、私たち講師陣も大いに刺激をいただきました。みなさんとの交流によって、新たな気づきを得ることもできました。

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▲講師:浅井タヅ子先生(岐阜県介護福祉士会会長)


講師・今井まや先生に伺いました。

介護の現場は人手が少なく、とても忙しいのが実情です。入職して比較的早い段階から仕事を任され、わからないのになかなか質問しにくいと感じてしまったり、コミュニケーションの行き違いが生じることも珍しくありません。こういったことが新人介護職員の離職理由につながっているのだとしたら、とても残念ですよね。だからこそ、今回のような研修にぜひ積極的に参加していただきたいと思います。入職後3年未満の時期というのは、介護現場で実際に働いたうえで悩みを持っている方が多いので、知識や技術を再確認したり、同じ境遇の外部の方々と接したりする機会が大切なのです。
私の講義は「楽しく!」がモットー。真剣かつ笑いの絶えない時間になるのが理想です。楽しく学んで「こういう風にやればいいんだ」とか「悩んでいたのは自分だけじゃなかったんだ。明日からまたがんばろう」とか、何かひとつでも気づきを持ち帰ってもらえたらうれしいですね。また次回、介護の未来を担う方々とお会いできるのを楽しみにしています。

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▲講師:今井まや先生(介護福祉士 岐阜県音楽療法士)

「令和2年度 岐阜県介護人材育成事業者認定制度 説明会&取組発表会」開催レポート

update 2020/10/30

岐阜県介護人材育成事業者認定制度の普及をめざし、促進説明会と認定事業者(ぎふ・いきいき介護事業者)による取組発表会が10月20日(火)にテクノプラザにおいて開催されました。今年は新型コロナウイルス感染症の拡大防止に伴いイベント等が中止・延期される中、当イベントも予定から約2か月遅れ、東濃地区・岐阜地区の合同で開催されました。


「認定制度普及促進説明会」

最初に、岐阜県高齢福祉課より認定制度の目的や概要、制度を通してめざす効果などの説明がありました。また、グレード1から3の認定を受けるにあたり、評価項目の確認基準やその取り組み例についての説明もありました。

さらに、認定に向けた取り組みを行う事業者に対して、人材の育成・定着のためのコンサルティングなどが受けられる支援や、認定事業者を県が積極的にPRするといったメリットについても紹介されました。

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「認定事業者取組発表」

続いて、認定事業者である社会福祉法人 白寿会(認定グレード1)と社会福祉法人 浩仁会(グレード2)による取り組みの事例が発表されました。
白寿会の発表では、先進的な取り組みの推進として「介護ロボットとICTによる働き方改革」と「人材確保・定着に向けた取り組み」の2本立てで紹介。介護ロボットや見守りセンサーを積極的に導入したことで、介護職員の身体的・精神的負担の軽減や夜間時の見守りの不安軽減など働く環境が大きく改善されると同時に、ゆとりができることでご利用者へのサービス向上にもつながったと話されました。また、介護人材確保・定着に向けて、多様な勤務体系の導入や人材育成制度の整備などに力を注がれた取り組みについて発表され、ハードとソフトの両面で働く環境を整備する姿が紹介されました。

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「職員の声に耳を傾けよう ~職場環境改善のヒントはすぐそばに~」と題された浩仁会の発表では、働きやすく、働きがいのある職場に変えていきたいという思いをきっかけに動き始めた「職場環境改善」の取り組みについて紹介されました。職員から聞き取ったスリム化提案を当法人幹部会議にかけて、実施可能かどうか、いつ・どこで・どのように改善を行うかなどの実施計画表を作成して、PDCAのサイクルを繰り返しながら取り組んでおられ、具体的に記録紙の改善や全体行事を減らすなど、いくつかの改善事例について発表されました。
介護の本質は、介護する人もされる人も双方が安全・安楽・安心できる関係性がよい介護につながる。できるだけ無駄な業務をなくして、職員の身体的・精神的な疲弊を減らして笑顔で働ける環境を築いていきたいという思いを語られました。

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「特別セミナー」

最後に株式会社システムサポート研究所 代表取締役 谷口公一氏による「現在の課題と展望」と題した特別セミナーが行われました。昨今、ニュースでも話題になった「同一労働・同一賃金」について、待遇格差のポイントを丁寧に解説いただきました。

またこのコロナ禍において労働市場は少し変化しており、介護業界についても人材採用に少し明るい兆しが見えてきている。だからこそ、各法人では採用条件などに工夫を加えていくことが重要だと提言をいただきました。

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「介護キャリア段位普及促進オンラインセミナー」開催レポート

update 2020/10/01

県内の介護事業所に勤めている方を対象にした「介護キャリア段位普及促進オンラインセミナー」が2020年9月9日(水)・17日(木)に開催されました。介護キャリア段位制度は介護職員の技量を客観的に評価し、専門性の向上や処遇改善につなげるため2012年11月に内閣府が創設したもの(現在は厚生労働省が所轄)。段位はレベル1からレベル4まで4段階あり、一定の講習を受けた同じ職場の先輩職員や上司らが「アセッサー」として、技能を評価するのが特徴です。

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▲特設スタジオからセミナーを配信


岐阜県健康福祉部 高齢福祉課の荒川哲人さんによると、岐阜県は介護キャリア段位制度の取り組みに積極的で「アセッサー数、レベル認定者数ともに全国トップクラスの実績」といいます。岐阜県介護人材育成事業者認定制度の認定要件として、グレード2ではアセッサーがいること、グレード1ではレベル4の認定者がいることと、キャリア段位の取り組みを促す項目を入れていることがその理由のひとつです。「今年度も岐阜・東濃・飛騨の3エリアでセミナーを実施予定でした。ところが新型コロナウイルスの感染拡大で、集合形式によるセミナーは開催が困難になり、急きょオンライン形式での開催に変更することになったのです。単純な映像配信ではなく、『YouTube』を活用したライブ配信型というのが特徴で、参加者の方が臨場感を味わいながら受講できるようにしました」と荒川さんが話します。

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▲岐阜県健康福祉部 高齢福祉課の荒川哲人さん


今回のオンラインセミナーは事前申し込み制で開催され、2日間で延べ39名が受講しました。講師を務めた和光会の篠田智史さんは、介護キャリア段位制度の概要や導入の必要性、効果などを、自法人の取り組み事例を交えながら解説。「これまで介護現場では難しいとされていた、業務経験を積み重ねるごとにスキル・やりがいが段階的に向上し、処遇改善につながっていく仕組みづくりが大切。キャリア段位制度は能力評価に客観的な基準を導入しているため、職場のOJTツールとして有効で、成長意欲のある人材の確保や定着が期待できる」と強調しました。篠田さんはセミナー中、チャット機能を活用してリアルタイムに受講者からの質問に対して回答するなどし、理解を促していました。

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▲和光会の篠田智史さん


オンラインセミナーのメリットは、なんといっても「どこからでも参加できること」です。「通常開催であれば、会場へ足を運ばなければなりません。でもオンラインセミナーは、インターネットに接続できる環境さえあれば、どこからでもセミナーを受講することができます。移動に費やす時間やコストを節約できるばかりでなく、スケジュールも調整しやすい。忙しい介護の現場にあって、実はこれがとてもありがたいことなんですね。今回のセミナーでは、業務の合間に職場の会議室などを利用して複数人で受講されるケースが多く見られました。オンラインと介護職員向けのセミナーは非常に相性が良いと思います」と篠田さんは話します。
岐阜県では今後も、オンラインを積極的に活用していく方針です。本サイトでも関連情報を随時発信していきますので、ぜひご注目ください。



セミナーを受講した方々の声


集合形式のセミナーだと、会場のプロジェクターに映し出された資料が見えづらかったりするが、今回のオンラインセミナーでは画面内に常に資料がリアルタイムで表示されていたので、見やすかった。


想像していたより簡単な手続きで受講することができた。「オンライン」と聞くと敬遠してしまう人もいるので、ホームページなどで申し込みから受講までのステップの説明があるといいと思う。


今まで外部セミナーはスケジュールの調整が難しく参加できずにいたが、オンライン開催ということで参加しやすかった。内容もわかりやすかったので、こうした取り組みはぜひ続けてほしい。

【配信期間:10/1~12/24】2020年度 外国人介護人材受入れ支援セミナーを行います

update 2020/09/11

【配信期間:10/1~12/24】2020年度 外国人介護人材受入れ支援セミナーを行います

【開催日:9/9、17】キャリア段位普及促進オンラインセミナーを行います

update 2020/08/07

【開催日:9/9、17】キャリア段位普及促進オンラインセミナーを行います

2020年度 在留外国人のための介護職員初任者研修

update 2020/07/09

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介護事業所への研修講師派遣制度

update 2020/07/09

介護事業所への研修講師派遣制度

「ICT・介護ロボット活用セミナーと展示・体験会」開催レポート

update 2020/02/06

介護現場におけるICT(情報通信技術)やロボット活用の意義・効果について広く知っていただくことを目的とした「ICT・介護ロボット活用セミナーと展示・体験会」が2020年1月24日、岐阜市司町の「みんなの森 ぎふメディアコスモス」で開かれました。このイベントには多くの介護関連事業者が来場。事例発表や講演、展示・体験会などを通じて、介護現場のICT化とロボットの導入・活用で広がる可能性を共に考えました。

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「事例発表

事例発表では、介護現場にロボット機器やICT製品を導入した5つの事業所が導入の経緯や成果、今後の課題などを紹介しました。
特別養護老人ホーム「岐阜県立飛騨寿楽苑」は、ベッドの一部がリクライニング車いすに分離変形し、離床を支援するロボット介護機器「リショーネ®」を導入。寝たきりの要介護者を、抱きかかえずにベッドから車いすへ移乗できるため、介護者の身体的な負担の軽減が図れたといいます。同施設の尾沼美樹さんは「チルト機能(座面、座背面を前後に傾ける機能)がないなど、普及には課題があるが、進化への期待も大きい。今後、介護ロボットに関する知識や効果的な活用ノウハウを施設全体で継続的に学んでいきたい」と意欲を示しました。
リハビリ型デイサービス施設「レッツ倶楽部 下呂白樺」は、ICTを使って書類作成業務を効率化するソフトウェア「ラクウェア 」を導入。同施設の見廣道子さんは「入力がタッチパネル式のため、パソコンに不慣れな職員も取り入れやすかった。導入によってゆとり時間が生まれ、アセスメントやコミュニケーションが充実するなど、職員の意識改革につながった」と説明しました。

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「講演

続いて、一般社団法人白新会 Natural being代表で厚生労働省老健局の介護ロボット開発担当も務める福辺節子さんが『介護ロボットの活用と介助される人の「力を引き出す介助」』をテーマに講演。福辺さんは自らも義足ユーザーの理学療法士として、「介護する人・される人に負担のない技法」を説いている方です。
講演で福辺さんは「介護ロボット、ICTには大きな可能性がある。導入にあたっては目的や意味を明確にすることが大切」と強調。そして、自身が提唱する「対象者の力と意欲を引き出す介助術」のポイントを、事例を交えながら解説し、「対象者の心身の変化を身近で継続的に実感できる介護の仕事は本来、専門性が高く、魅力的な仕事。ロボットやICTをうまく取り入れて、介護の未来を明るくしていってほしい」などと語りました。


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「展示・体験コーナー

会場には、県内外の福祉機器メーカーら12社が参加した介護ロボット機器・ICT製品の展示・体験コーナーも。最新機器を間近で見られたり、実際に機器を操作して効果を体験できたりとあって、各ブースには人だかりができていました。
中でも来場者の注目を集めていたのは、サイバーダイン株式会社が製造するロボットスーツ「HAL®」。介護者の体に直接装着することで、腰への負担を25~40%軽減できるというものです。「HAL®」の販売協力を行うリコージャパン株式会社の中村美子さんは、「筋肉の信号から装着者の姿勢を読み取り、動作をスムーズにアシストしてくれるのも特徴。最新モデルは介護者だけでなく、要介護者もリハビリなどに使うことができるので、利便性や可能性の広がりを積極的にアピールしていきたい」と、語りました。機器を体験した人は「これを使うと、物を持ち上げる動作がとてもラクになる」と驚いた様子で話していました。
ダイコク電機株式会社が開発した、身長58㎝ほどのヒト型ロボット「NAO」は、コミュニケーション力が武器。人の顔や声を認識し、自然な会話が可能です。ゲームやダンスもでき、介護施設で「レクリエーション担当」として導入が進んでいるそうです。同社の榊原久さんは「NAOの導入で施設の雰囲気がより明るくなった、介護職員の負担が軽減したという声を多くいただく」と語っていました。
デイサービス施設の書類作成業務を最大90%削減することができるソフトウェア「ラクウェア」を開発したフロンティーク株式会社の三鴨正貴さんは「介護の現場では、多くの時間を手書きの書類作成に費やしているのが現状。ICT化すれば事務作業が大幅に効率化され、利用者のケアに集中する時間を増やすことができる」と製品をPRしていました。

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岐阜県では、ICTや介護ロボットの普及を後押しするさまざまな取り組みを行っています。2015年度からは介護施設向けに介護ロボット購入費用の補助制度も設けました。県からの委託で今回のイベントを企画・運営した岐阜県介護研修センターの三宅徳重さんと和田芳美さんは「ICTや介護ロボットは、介護業界の人材不足を解決する有効策として期待されているものの、現場で使いこなせるか不安などの声も多い。こうしたイベントで、実際に見て触れて試すことから始めてほしい」と話していました。

「ICT・介護ロボット活用セミナーと展示・体験会」は、2月19日に「セラミックパークMINO」、2月21日に「飛騨・世界生活文化センター」でも開催される予定です。ぜひ足を運んでみてください。


ICT・介護ロボット活用セミナーと展示・体験会チラシ(PDF:897KB)

【中止します】女性のための「これからの介護」セミナーを行います

update 2020/01/28

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