
介護職をめざしたきっかけ
- 中学生の頃、特別養護老人ホームへボランティアに行きました。利用者様や職員の方の笑顔がとても印象的で、こんな仕事があるのだと初めて知り、漠然とですが「介護の仕事ができたら…」と思いました。その後進学に悩んでいた頃、父に勧められて介護の専門学校へ進み、特別養護老人ホームに就職。結婚、出産をしたことで仕事は辞めてしまったのですが、子どもの手が離れて再度仕事をしようと考えたときに、志半ばで現場を離れてしまった介護の仕事が頭をよぎりました。もう一度介護職に就きたいと考えていたところ、友人の紹介で今の職場に入ることができ、現在に至ります。

私は今、こんな仕事をしています
- ショートステイの職場で働いています。最初はパートでしたが、子どもの成長と共に少しずつ日数を増やし、正社員になって今年で2年になります。主な仕事は、利用者様のお世話はもちろん、送迎表や勤務表の作成、「日勤リーダー」という役割も担っていて、1日の全体の流れを把握し、同僚に伝達。入所、退所の手続き、相談員との連携など、業務全般に携わっています。新人育成も担当しているのですが、この業務は自分自身の勉強にもなり、その都度初心に戻ることができる貴重な時間。毎日忙しい日々ではありますが、自分の行動を見直せています。

やりがいを感じる時
- 利用者様の表情が豊かになり、ご家族の方から「ここに入所できて本当に良かった。ありがとうございます」と涙ながらに言われたときは、私もつい泣いてしまいました。このように、ご家族からの温かい言葉はとても励みになります。私が今いるのはショートステイなので、ご家族と話す機会も多く、施設での様子やご自宅での様子をお互い話し合うことができ、利用者様一人ひとりに合ったケアを職員それぞれが考えて対応できるのが魅力です。また、役職制がなくなったことで、同じ立場でものが言えたり、子どもが体調不良のときは快く休ませてもらったりと、職員同士の風通しも良いのも魅力の一つ。お互いに助け合える雰囲気が、仕事のやりがいにもつながり、この職場で長く続けられている理由だと思います。

今後の目標
- いろいろと興味はありますが、自分が理想とする「介護」の現場をより良く実現できる資格とスキル、キャリアを身に付けたいです。認定介護福祉士をめざしている職場の先輩がいらっしゃるので、今後はファーストステップを受けて資格取得に励みたいです。この施設の「キャリアラダー」のスキルアップ制度により、自分の出来る可能性が大いに広がりました。その結果、お給料も上がるので、モチベーションアップにもつながっています。今は毎日の業務に尽力し、マイペースにキャリアアップできればと思っています。