介護の勉強 私たちらしい働き方

瀬古勇一郎さん

瀬古勇一郎さん

入職22年目
  • 事業者ジャンル

    グループホーム(認知症対応型共同生活介護)
  • 勤務先

    大東グループホーム/社会福祉法人 大東福祉会(認定事業者)
  • 取得資格

    介護福祉士、介護支援専門員
  • 取材年

    2025年

グループホーム(認知症対応型共同生活介護)とは

原則として、65歳以上で「要支援2以上」の認定を受け、認知症などによって自宅での生活が困難な方が入居できる施設。専門スタッフの援助を受けながら1ユニット(5~9人)で共同生活をします。

「その方らしい」生活を送れる介護支援を考え

より良いサービスを目指して学び続けています

介護職をめざしたきっかけ

高校生の頃に「介護保険」という言葉に出会い、その後の進路を考えるきっかけとなりました。進学した短期大学では福祉ボランティアに積極的に参加し、人と関わることの喜びを実感。その経験から福祉の道に深い興味を持ち、卒業後は社会福祉法人 大東福祉会への入社を決意しました。現場での経験を重ねていくうちに「利用者様に、より快適で安心な暮らしを提供したい」という思いが日に日に強くなり、働きながら通信教育で専門知識を習得。介護福祉士、ケアマネジャー、児童系など、複数の資格を取得することで、より専門的なサービスが提供できるよう努めてきました。

私は今、こんな仕事をしています

入居に関する相談から契約手続き、入居後の生活支援まで、幅広い業務を担当しています。具体的には、ケアプランの作成や各種手帳の申請支援、保険関連の手続きなど、利用者様の生活を支える重要な業務を行っています。また、行政や医療機関との連携も重要な役割の一つです。退院時の調整や介護保険の手続き、生活保護に関する対応など、安心して生活を送れるよう、様々な面からサポートを行っています。特に力を入れているのは、利用者様やそのご家族が、その方らしい生活を継続できるような環境づくりです。

やりがいを感じる時

日々の会話を通じて、利用者様の人生観や価値観に触れることができる瞬間が、最も大きなやりがいです。かつての仕事の話や、お孫さんの成長の様子など、様々な話題を通じてその方の人生の歩みを知ることができます。特に印象的なのは、お話しされるうちに利用者様の表情が生き生きとしてくる瞬間です。また、ご家族から「大東さんに入居して良かった」という言葉をいただけた時は、この仕事を選んで本当に良かったと実感します。一つひとつの会話や関わりを通じて、相手の思いを知り、理解を深められることが、この仕事の醍醐味だと感じています。

今後の目標

社会福祉士の資格取得に向けて、現在準備を進めています。単なる資格取得だけでなく、その学習過程を通じて社会福祉全般への理解を深め、より専門的な知識を身につけていきたいと考えています。特に、高齢の方や障がいをお持ちの方が、より安心で安定した生活を送れるよう、支援の質を高めていくことを目指しています。また、これまでの経験を活かしながら、新しい知識や技術を積極的に吸収し、より良いサービスの提供に努めていきたいと思います。

私のワークライフバランス

休日でも体調が優れない利用者様のことが気になってしまうことがありますが、そんな時はガーデニングや簡単なビオトープ作りで気持ちをリセットしています。土に触れて、植物の手入れをしたり成長を見守ったりする時間は気分転換に最適です。また、映画鑑賞や音楽鑑賞を通じてその世界観に浸り、リラックスして過ごすこともあります。趣味の時間でオンとオフの切り替えを意識することが仕事に対する活力に繋がり、より良いサービスの提供に繋がっていると実感しています。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 瀬古勇一郎さんが働いている認定事業者

    社会福祉法人 大東福祉会

  • 〒503-0835 岐阜県大垣市東前1丁目79番地
  • http://www.294.or.jp
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