介護の勉強 私たちらしい働き方

小谷佳嗣さん

小谷佳嗣さん

入職5年目
  • 事業者ジャンル

    介護老人保健施設
  • 勤務先

    老人保健施設 山びこの郷/公益社団法人地域医療振興協会 揖斐郡北西部地域医療センター
  • 取得資格

    介護福祉士
  • 取材年

    2023年

介護老人保健施設とは

原則として、65歳以上で「要介護1」以上の認定を受け、病院から在宅への復帰をめざす方が一定期間、入所できる施設。医学管理下で医療ケアやリハビリ、日常生活の介助などが受けられます。

多業種の方からの学びも多く

自分自身も成長できる最高の職場です

介護職をめざしたきっかけ

私が小学生の頃、病気だった祖父を自宅で祖母が一人で介護をしていました。居宅ヘルパーの方に来ていただいていましたが、当時は「何をしに来たのかな?」、「どんなことをするのかな?」と幼いながら見ていた記憶があります。そんな経験から、福祉の仕事に多少ながら興味があり、高校の進路希望のときに具体的な将来の目標がなかった私に、担任の先生が介護の専門学校を紹介してくれました。専門学校のオープンキャンパスに参加するなかで、自分で福祉・介護のことを調べるうちにさらに興味を持ち、介護の専門学校に入学しました。専門学校在学中に、現在の職場への実習があり、とても雰囲気が良い印象だったので、専門学校卒業後にそのまま入職しました。

私は今、こんな仕事をしています

介護の主な業務である、食事介助や排泄介助、入浴介助などはもちろんのこと、私の働いている施設は「介護老人保健施設」であり、在宅復帰に向けた取り組みも行っています。具体的には日常業務を行うなかで、出来ること・出来ないことを見つけ、その情報をカンファレンスなどで他職種の方と共有し、適切なケアができるように話し合っていきます。自宅に帰ったことを想定して居室のレイアウトを考えたり、家での移動や排泄動作を行えるように歩行練習をしたりと、リハビリも行っているこの施設だからこその業務もあります。ほかにも、私はIT委員会に所属しているため、施設におけるITの導入に向けていろいろと取り組んでいます。

やりがいを感じる時

さまざまな職種の方との交流も多く、介護職以外の知識や考え方を知ることができるのが魅力です。カンファレンスやIPE(専門職連携教育)研修会などで他職種の方と話せる機会もあるため、さらに新しい考え方や物の見方ができるようになり、自分自身のスキルアップにもつながっていると思います。また、他職種のプロの生の話が聞けるのは、とても貴重な環境だと思います。利用者様を支えるチームとして、お互い交流を深め、より良い介護が実現できているのではないでしょうか。スタッフは10代~70代の方まで、幅広い世代の職員がいます。先輩も優しい方ばかりで働きやすく、自分自身も成長できる最高の職場です。

今後の目標

入職して約5年。まだまだ先輩から学ぶべきことも多いなか、中堅職員として後輩に教える立場でもあります。後輩には自分が今まで先輩方に教えていただいたことをしっかりと伝え、一人ひとりがレベルの高いケアを実践できるように、チーム全体で高め合っていきたいと思います。現在も先輩を見習うところがまだまだ尽きません。これからも先輩方の対応を参考にしつつ、疑問に思ったことを聞き、自分の中での問題をしっかりと解決していきたいです。今後は、ケアマネジャーの資格を取得したいとも思っています。

私のワークライフバランス

一般企業では月曜日から金曜日まで働き、土日が休みの場合が多いですが、医療職や介護職はほとんどが不定休のため、平日が休みであることも多いです。週末にショッピングや観光をするとなると人が多くストレスが溜まってしまいそうですが、平日は人が少ないため、ストレスなく外出ができます。私自身も平日休みの利点を存分に活用して、充実した休日を送ることができています。心も体もリフレッシュできるので、仕事も一生懸命に取り組めていますね。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 小谷佳嗣さんが働いている認定事業者

    公益社団法人地域医療振興協会 揖斐郡北西部地域医療センター

  • 〒102-0093 東京都千代田区平河町2-6-3(〒501-0702 岐阜県揖斐郡揖斐川町東津汲877-1)
  • https://yamabiko.jadecom.or.jp/
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