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葉栗克彦さん
入職2年目
事業者ジャンル
介護付き有料老人ホーム
勤務先
有料老人ホーム ウィステリア/医療法人社団 村井医院
取得資格
なし
取材年
2022年
前職はまったくの畑違いの営業職でしたが
これまでの経験が役に立ち楽しく働いています
介護職をめざしたきっかけ
- 前職は情報システムの会社で営業職を長年勤めてきました。おかげでさまざまな人脈ができ、いろいろな体験や知識を得られたことは大きな実績だと思っています。2021年3月、67歳になる前にすべての仕事から離れました。これからの生き方を考えているとき、友人、知人から「あなたは年配者にモテそう!!」と言われ、介護職を勧められました。そんな経緯でハローワークへ相談に行ったのがきっかけです。
現在68歳。介護職員として、今までの自分の人生の豊かな経験が、利用者様のこれまでのキャリアとリンクできる場となり、結果的にとても自分に合っている仕事だと思います。
私は今、こんな仕事をしています
- 利用者様の朝食から夕食の時間帯まで、食事の介助をはじめ、室内の空調を直すなど、利用者様の住環境を快適にするお手伝いをしています。長く営業職と会社役員に従事していたので、対人対応には自信があり、利用者様とのコミュニケーションもうまく取れているかと思います。また、自分の両親と同じ年代の方がたくさんいらっしゃるので、すでに両親がいない私にとって、まるで自分の両親と話しているかのような気にもなり、心が癒やされます。勤務は週に4~5日間。自分の年齢と体力を顧みると、夜勤は難しいので、日勤のみのシフトにしてもらっています。自分のペースで仕事をさせてもらえているので、職場には感謝しています。
やりがいを感じる時
- 戦前、戦後の時代を生き抜いてこられた、人生の大先輩は経験豊かで知識も豊富です。そんな利用者様のお世話をさせていただく中で、多くの学びを得ています。お世話をしながらいろいろな話を聞かせてもらえることで、心と心がどんどん分かち合えていくのを実感し、それがやりがいにもつながっています。また、利用者様だけでなく、同僚スタッフの方からも、介護技術についていろいろお話が聞けるのもありがたい限りです。介護保険制度は導入してからまだ22年という、歴史的に若い制度でもあり、介護業界も今後もっと発展する業界です。そこに対しても大いに面白みがあるかと思います。
今後の目標
- 介護職員初任者研修の受講が最初のチャレンジとなります。あくまで現場の職員として利用者様と寄り添いながら成長していきたいと思っているので、管理職という立場にあまり興味はございません。趣味として、中国の楽器、二胡を習っていて、たまにイベント時に施設で演奏することもあるので、もっと上手くなって皆さんに喜んでいただけたら嬉しいです。とにかく今は勉強できることを吸収して、利用者様により良いサービスを行っていくということが、直近の目標です。
私のワークライフバランス
- 主に畑を耕し、野菜を育てています。その野菜を利用者様に食べていただけるととても嬉しいです。またプライベートでは「愛知歴史研究会」の会長、「犬山ロケサービスチーム」のチームリーダー、NPO法人「古代邇波(にわ)の里・文化遺産ネットワーク」の理事をしていて、何かと忙しい日々を送っています。すべて趣味から始めた活動なので、とても充実していますが、仕事を含め、やるべきことが多すぎるので、現在は徐々に自分のやることを減らす努力もしています。
※インタビュー内容は取材時のものです。