介護の勉強 私たちらしい働き方

名和香央里さん

名和香央里さん

入職5年目
  • 事業者ジャンル

    特別養護老人ホーム
  • 勤務先

    特別養護老人ホーム あんきの家細畑/社会福祉法人 みどり福祉会
  • 取得資格

    介護福祉士
  • 取材年

    2022年

特別養護老人ホームとは

原則として、65歳以上で「要介護3以上」の認定を受け、自宅での生活が困難な方が入居できる施設。入浴、排せつ、食事、身体の移動など、24時間の介助を受けながら暮らせます。

オンとオフの切り替えが不必要と感じるほど

楽しくて働きやすい職場環境が魅力

介護職をめざしたきっかけ

友人に介護の仕事をしている人が多く、それらの友人から福祉の仕事の話を直接聞いているうちに、この介護業界に興味を持ちました。もともと就いていた仕事が合わず再就職したかったのですが、活かせる資格を持っていなかったため、ハローワークの初任者研修の講座を受講しました。『あんきの家細畑』は、自宅から近かったことと、紹介をしていただいたことで入職しました。ほぼ初心者の私に対し、当時の先輩方は親切丁寧にいろいろと教えてくださり、仕事を続けていく自信が持てました。人のお世話をするのが好きだったので、この仕事に向いているのかもしれません。子育てをしてきた経験も仕事に活かしながら、日々頑張っています。

私は今、こんな仕事をしています

介護スタッフとして、早番、日勤、遅番、夜勤があり、食事介助、入浴介助、排泄介助など日常生活のサポートをしています。前職が接客業だったため、利用者様に対しての会話や対応は、その経験が活かされ、スムーズに進められているかと思います。この施設に入ってからずっと同じユニットで働いているので、利用者様とは本当の家族のような関係です。そんな利用者様から「気をつけて帰ってね」「身体大切にね」「明日は来てくれるの?」といって心配してくれたり、頼ってもらえたりすると、とても嬉しく次の日のパワーの源にもなっています。

この職場でのやりがい/好きなところ

早番、日勤、遅番、夜勤など、シフトがしっかりと組まれているので、残業があまりなく、有給も月に1回取得しています。どれだけ仕事が楽しくても、仕事一本だとメンタル的に落ち込んでしまうこともあると思いますが、この施設のようにプライベートな時間を充実させてくれることで、ストレス解消もでき、よりやる気を持って働くことができます。また、自分の希望を聞き入れてもらえることや、充実した福利厚生も安心して働ける要因の一つです。職場には経験豊富な職員や元看護師の職員がいて、仕事面でも精神面でも頼りになっていて、すごく支えてもらっています。

今後の目標

去年、介護福祉士の資格を取得したので、今年は喀痰吸引の実地研修を受講し、さらに資格を取得したいと思っています。喀痰吸引は本来、看護師などが担当する医療行為です。利用者様の中には痰の排泄が困難な方や、呼吸器系疾患の方もいらっしゃいます。その中で知識や理解を深め、現場で活かすためにも取得したいと思いました。他にも、介護に関する技術や知識を高めていきながら、同じ職場の先輩のようにずっと働き続けていくのが私の目標です。

※通常時はマスク着用。写真撮影時のみマスクを外しています。

私のワークライフバランス

仕事と家庭の両立は本当に大変で、毎日クタクタになりながら頑張っています。実は娘も介護福祉士の資格を持っていて、同じ介護の話をしながらお互いのストレスを解消しています。また、同じ介護職の友人にも愚痴を聞いてもらい、なるべくストレスをためないようにしています。ただ、休みの日も仕事の話をすることが多いということは、結局仕事が好きなんだと思います。職場の環境が良いので、オンとオフの使い分けをしなくても苦にはなりません。
※インタビュー内容は取材時のものです。
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