介護職をめざしたきっかけ
- 小学生の頃から、障がいを持つ子どもたちと触れ合う機会が多く、自分でも誰かの役に立てることが嬉しく思うなかで、困っている人の力になりたいと思い、福祉の道に進みました。大学では社会福祉学を学び、週に1回、肢体不自由児施設にボランティアに通うことで、人と接することの楽しさや、一人ひとりに合わせたサポートの大切さを肌で感じました。大学卒業後は、知的障害者更生施設に勤めていましたが、結婚し出産を経て、ご縁があり今の職場に入職。高齢者の介護職としての技術は無かったため、当初は精一杯でミスも多く、毎日がとても大変でした。しっかりとした介護技術を持ち、入居者様やそのご家族にも親しまれている先輩方を見て、「私もあんな風になりたい」と思ったことが、本当の意味での介護職を目指したきっかけとなりました。
私は今、こんな仕事をしています
- 生活相談員と介護士を兼務しています。可能な限り入居者様それぞれの特性や生活習慣に沿って、その人らしい尊厳のある生活を送ることができるよう、日常生活でのサポートをしています。また、レクリエーションの企画を担当している関係上、身体、脳、心の健康にレクリエーションがとても大切なものだと考えています。身体や頭を使うイベントをはじめ、他者との交流がしやすい行事など、いろいろと頭をひねっています。現在はコロナ禍のため外出など制限がいろいろありますが、毎日の楽しみとなって、生きる活力につながっていくレクリエーションを、いつか存分に提供できる日を願っています。
この職場でのやりがい/好きなところ
- 大規模な施設と違い、一人ひとりの入居者様と深く関わることができ、手厚くサポートできるのが魅力です。高い技術と豊富な経験を持ったベテラン職員も多く、ときに優しく、ときに厳しく、丁寧に指導してくださるので、介護初心者の方も安心して働くことができます。また、施設長が常に相談を聞いてくれるので、現場の声をいつも拾ってくれることで、日々働きやすく充実した施設に変化していることもこの施設の魅力です。月に一度、外部講師による勉強会では、介護職としての知識や技術を向上させることができ、自分の成長にもつながっています。
今後の目標
- 入居者様はそれぞれ抱えているもの、目指すもの、これまでの人生の歩み方も違います。入居者様ご本人やご家族とのコミュニケーションの中から、その方の本当のニーズを引き出し、その方らしい生活を営めるようなサポートができる相談員、介護士になりたいです。また、いずれはケアマネジャーの資格取得を目指しています。より広い視野を持って入居者様に寄り添うことができることが今後の目標です。現場だけのスキルアップではなく、幅広い知識とクオリティ向上を常に求めていきたいと思っています。
※通常時はマスク着用。写真撮影時のみマスクを外しています。