介護職をめざしたきっかけ
- 幼少期から祖父母と暮らしており、祖父母の友人と関わる時間も多く、その時間がとにかく楽しかった記憶があります。元々おじいちゃん子で、何気ない時間を一緒に過ごすことがとても好きでした。そのような幼少期の思い出が、今の仕事に繋がっていると思います。高校の就活中、悩んでいる時に、家族から「介護士に向いているんじゃない?」と言われたことがきっかけで、高齢者の方のお世話をすること、高齢者の方と関わることも好きだったこともあり、この業界に就職を決めました。高校卒業後、老健(介護老人保健施設老健)で2年働きましたが、もっと一人ひとりの入居者様とゆっくり携わっていきたいと思い、ユニット型の特養(特別養護老人ホーム )へ転職しました。
私は今、こんな仕事をしています
- 1ユニット10床の特養で働いています。『せきこもれび』は、入居者様にとって「住処」であることを念頭に置き、支援方法を考えています。職員はユニットが固定されているため、入居者様との信頼関係を築くことが特に大切です。入居者様一人ひとりの特性を理解し、その方に合ったケアをするように心がけています。看護師、栄養士、ケアマネジャーなど、多職種で定期的にケアカンファレンスを行い、担当している入居者様が『せきこもれび』で過ごしていく中でのニーズを考えながらケアをしています。入居者様が生活していく中で、排泄、食事、入浴の支援を主に行っていますが、一つひとつのケアも教科書やマニュアル通りではなく、入居者様にとって快適で安楽であることを常に心がけています。
この職場でのやりがい/好きなところ
- 一番の魅力は、入居者様の方に優しい方が多く、働く上で感謝を伝えていただける機会が多いので、とてもやりがいを感じています。普段なかなか意思疎通の図れない入居者様がふと喜びの声を発した時に、職員同士で喜びを分かち合えることも嬉しい出来事です。私たちの声や想いが届いていたり、分かっていただけたりすると、この仕事を続けていて良かったとつくづく思えます。
また他の職種間で、気軽に相談し合うことができる環境もありがたく思います。それぞれの視点で考え、その情報を共有することで、ケアの見直しへと繋げられるため、より良い支援をすることができていると思います。職員も気さくな方が多いので、相談しやすく働きやすいことも魅力の一つです。
今後の目標
- 入居者様やその家族が「ここで良かった」「この職員といると安心する」というようなことを、思っていただける職員になることが目標です。ユニットケアで働く中で、知識や技術も必要なのですが、何よりもたくさんの方とのコミュニケーションを大切にし、自分の人間力にも磨きをかけていきたいと思います。具体的には、今後ケアマネジャーの資格も取れたら、より専門的な知識が得られるので、早くその位置に辿りつければと思っています。
※通常時はマスク着用。写真撮影時のみマスクを外しています。