介護職をめざしたきっかけ
- 大学在学中にリーマンショックの影響で就職氷河期が到来し、就職活動時にはとにかくどの会社も予定採用者数が恐ろしいほど減っていました。経済学部だったこともあり一般企業に就職しましたが、人材育成のあり方や会社が求める働き方に「何か違う」と感じ、入社1年で退職しました。
過酷な就職氷河期を経験したことから、「次は景気に大きく左右されない業界を」と就職活動を開始。業界分析をする中で、福祉業界は、超高齢化社会が到来し、今後ますます介護分野の重要性が高まっていくと考え、めざすことを決めました。大学で地域経済を学び、地域に根差した仕事をしたいと思っていたこと、そこから地域型福祉、在宅福祉に興味を持ったことが大きかったと思います。資格を取得することで、キャリアアップできるところにも魅力を感じました。
私は今、こんな仕事をしています
- 要介護者や要支援者の人の相談や心身の状況に応じ、介護サービスを受けられるように計画(ケアプラン)の作成や、市町村やサービス事業者、施設、ご家族などとの連絡調整を行っています。特にご家族にはゆっくり時間をかけてお話しすることを心掛けています。何よりも理解を得ることが大切。結果を急ぎ過ぎ、お一人お一人の思いと異なった方向に進んでしまってはいけません。
そのほかに、優秀な人材に応募してもらうために、施設の魅力を発信していく業務等も行っています。ケア21はワーク・ライフ・バランスを大切にする職場です。働く皆さんが子育てや介護、地域活動や自己啓発といった自分の時間を持てるよう、様々な取り組みを行っています。私自身が仕事もプライベートも非常に充実していますので、私の経験談からも魅力が伝わればと思っています。
この職場の好きなところ
- 介護の仕事は、資格を取得すると確実にキャリアアップにつながります。ケア21では資格保有者に手当がつき、給与アップが見込めるほか、資格取得の支援もしてもらえるので非常に良い職場だと思います。
もちろんこういった実利面だけでなく、利用者様との交流に何物にも代え難い魅力を感じています。「ありがとう」「元気になりました」等々、お礼を言っていただけた時は、本当にこの仕事に就いてよかったと思います。皆さん人生の先輩ですから、いろいろなことを知っていらっしゃいます。花の名前、野菜の話、本のこと、スポーツのこと、新聞に載っていないことなど、学ぶことがたくさん。こうした触れ合いで自分が人間的に成長し、それを仕事に活かしていけることも職場の魅力の一つと考えます。
日本では今、政府と介護業界が力を合わせて働く皆さんの処遇改善を推し進めています。ケア21はワーク・ライフ・バランスをはじめ、業界でも率先して改善に力を入れている職場だと感じます。私たちと一緒にケア21でキャリアアップを図っていこうと考える皆さんと、一人でも多く出会えるとうれしいです。
今後の目標
- 働き方改革で注目されがちなのは、「業務時間を短くする」「有休をとりやすくする」という点。しかし、必要な業務を効率良く進められるようにするということが抜け落ちてしまっては本末転倒です。今後は、職場全体の生産性向上によって職員が働きやすいと思える環境にしていきたいと考えています。例えば、業務効率化のために、記録等をICT化すること。タブレットをうまく仕事で活用し、職場環境改善はもちろんですが、効率化することにより利用者様のQOL(生活の質)向上やADL(日常生活動作)維持につながるといいですね。