介護の勉強 私たちらしい働き方

斯波奈緒さん

斯波奈緒さん

入職4年目
  • 事業者ジャンル

    その他の介護関連事業
  • 勤務先

    特別養護老人ホーム万年青苑/社会福祉法人 恵和会(認定事業者)
  • 取得資格

    介護福祉士
  • 取材年

    2019年

口数が少ない方から話を引き出せたときは

「やった!」とうれしくなります。

介護職をめざしたきっかけ

短大で服飾を学び、卒業後はアパレルの販売員として働いていました。母がケアマネジャーの仕事をしていたので、卒業後の進路に介護の仕事を勧められましたが、当時はアパレルへの興味の方が勝っていました。ただ、やはり母の影響はあり、頭のどこかには介護への思いがあったような気がします。販売員としてのキャリアを積み「接客は大好きだけど、もっと人の役に立つ仕事がしたい、資格も欲しい」と思うようになった頃、ヘルパー研修の募集を見つけたことがこの仕事に就くきっかけとなりました。
子どもの頃は、母が歯科衛生士として訪問歯科診療の仕事で忙しく、毎日祖母が私の面倒を見てくれていました。おじいちゃん、おばあちゃん子だったこともあり、今でもお年寄りが大好きです。

私は今、こんな仕事をしています

要介護認定3~5の利用者様50名が生活するフロアで、スタッフみんなと連携を取りながら働いています。出勤したら申し送りノートに目を通し、1日の業務分担表を確認。介護福祉士に加え、看護師・相談員もケアチームとして食事、入浴、排せつの介助に当たります。事故のないように、自立支援をして気持ちよく生活していただけるように、特に接遇には力を入れています。前職の接客業も今の仕事も、サービス業という意味では同じですので、利用者様が笑顔になるためにどうしてあげればいいのかを常に考えますが、この点では前職の経験が活きていると思いますね。利用者様が何か言いたいことがあるときも、まずは気持ちを受け止めてあげること。その気持ちをくんで適切な言葉で返してあげられるよう自分なりに考え、対応するようにしています。

この職場の好きなところ

産休、育休から復帰後、今は時間短縮勤務の制度を利用して働いています。復帰した際も温かく迎えてくださり、本当にありがたかったですね。スタッフの年齢層は幅広いのですが、皆仲がよく、いろいろな年代の方と話ができるのはとても楽しいです。夏祭りやクリスマス会など、苑の行事は利用者様、スタッフともみんなで盛り上がって楽しめる雰囲気があると思います。
こうしたイベントをきっかけに、利用者様の笑顔が見られたときや、普段口数が少ない方から好きなことや昔の話を引き出せたときは「やった!」とうれしくなります。

今後の目標

私が利用している時間短縮勤務の制度や、産休、育休制度など、これから結婚や出産を控える若いスタッフには、こうした制度を利用した私の働き方が一つの選択肢になればいいなと考えています。そのためには自分がモデルケースとして、生き生きと働く姿は重要となります。子育て中にどこで働こうと悩んでしまう方はいると思いますが、職場復帰して十分働いていけるというところを見せたいですね。
また、自分のキャリアとしては、子育てが落ち着いたら勉強を進め、喀痰吸引等研修を受けたり、ケアマネジャーの資格取得を視野に入れたりしていきたいと思います。

私のワークライフバランス

仕事帰りに保育園に次男を迎えに行きますが、「かあちゃーん!」とギュッと抱きついてくる姿に最高に癒やされますね。帰宅すると小学1年生の長男が遊んで待っていて、つい「早く宿題やりなさい!」と怒鳴ってばかりの毎日ですが、やっぱり愛おしい息子たちです。私が働くことに夫、そして同居している義理の両親の理解と協力があり、本当に助けられています。
家族と過ごすこと、ママ友とモーニングやランチに出掛けること、一人でのんびり録画した番組を見ることなど、どれも私にとって息抜きとなり、仕事への大切なエネルギー源です。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 斯波奈緒さんが働いている認定事業者

    社会福祉法人 恵和会

  • 〒509-7204 岐阜県恵那市長島町永田382-38
  • http://www.keiwakai.or.jp/
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