介護の勉強 私たちらしい働き方

竹中丈士さん

竹中丈士さん

入職16年目
  • 事業者ジャンル

    介護老人保健施設
  • 勤務先

    老人保健施設 西濃/医療法人 麋城会(認定事業者)
  • 取得資格

    介護福祉士
  • 取材年

    2019年

介護老人保健施設とは

原則として、65歳以上で「要介護1」以上の認定を受け、病院から在宅への復帰をめざす方が一定期間、入所できる施設。医学管理下で医療ケアやリハビリ、日常生活の介助などが受けられます。

一人ひとりが求めているケアに耳を傾け

楽しく過ごせる時間を提供していきたい。

介護職をめざしたきっかけ

「これからの将来、必要になるから」と、高校の先生に勧めていただいたのがきっかけで介護職に就きました。自分の意思ではなかったこともあり、当初はただ働いているだけという日々。しかし、入職して間もなく、夏まつりの委員長を任され、無我夢中でその仕事をこなしているうちに、利用者様や職員とのかかわりが楽しくなっていきました。皆さんから「よく頑張ったね」という言葉も掛けられ、それをきっかけにこの介護の世界で「真剣に頑張ってみようか」と思うようになりました。仕事をやり遂げたことで生まれた自信、皆さんに認められたという実感があったからだと思います。今ではデイケアの主任を任されるまでになりました。利用者様に「楽しかった、また来たいわ」と言っていただけるデイケアを築くのが目標で、そんな環境で働かせていただける私は本当に幸せです。

私は今、こんな仕事をしています

介護福祉士としてデイケアの仕事をしています。リハビリを頑張ろうという目的を持ってお越しになる利用者様が多いですね。多くの利用者様と触れ合う中で、画一的なデイケアを提供するのではなく、一人ひとりが求めていることに対してどうすればよいかを考え、一緒に取り組むことが大切だと気付きました。理学療法士や作業療法士、言語聴覚士との連携を強化し、利用者様一人ひとりがリハビリを通して求めていることを情報共有しています。私は送迎で皆さんの日常生活も拝見しているので、具体的に不自由されている状態なども説明するようにしています。それと同時に、皆さんで楽しく行える「集団リハビリ」も導入。より多様な方法で利用者様の機能回復や向上につながる工夫を重ねています。
また、主任という立場でもあるので、スタッフが働きやすいよう業務を見直したり、積極的にコミュニケーションを取ったりするなど、部署全体でサービス向上を目指して取り組んでいます。

この職場の好きなところ

積極的に声掛けを行ってきたこともあり、スタッフ同士の仲が良く、上司との距離も近いので相談しやすい環境です。役職を越えて、それぞれの立場の人が思っていることを何でも話せる雰囲気があると思います。また、やりたいことはどんどん挑戦させていただけるので、やりがいを感じますね。
私には子どもが3人いますが、運動会や発表会などの行事に合わせて、休日の取り方を考慮してもらえるのもありがたく思っています。

今後の目標

私個人のスキルアップも考えますが、まずは職場の活性化に力を注いでいくのが当面の目標です。現在、大垣市内には50カ所ほど、デイサービスやデイケアを行う施設があります。いかにして私たちのデイケアが選ばれ、利用者様に来ていただけるようにするか。そのためには集団リハビリやレクリエーションをもっと充実させ、楽しい時間を提供する必要があると思っています。リハビリの器械を一つこなすごとに日本地図がデザインされたスタンプカードに判を押し、47都道府県分集まったら飲み物をサービス。また、レクリエーションでは、デイケア部門独自の夏まつりやカラオケ大会の開催など、楽しみにつながる様々な取り組みを行ってきました。この動きを今後もさらに強化していきたいですね。

私のワークライフバランス

休日の楽しみは、妻と3人の子どもと遊ぶこです。公園でサッカーをしたり、外食を楽しんだりと、この4人と過ごす時間のおかげで、疲れていても頑張ろうと思えます。家庭と仕事、どちらも大切にしながら働くことができている今の環境に心から感謝しています。
※インタビュー内容は取材時のものです。
詳しく見る

前のインタビューへ

次のインタビューへ