介護職をめざしたきっかけ
- 中学生の頃に祖母が病気になり、入退院を繰り返していました。亡くなる少し前から家で介護をしたのですが、体を支えたりトイレに付き添ったりといった簡単なことで、祖母の支えになれることがうれしかったです。「ありがとう」と言われた時には本当に感動しました。
福祉の仕事に興味があり、福祉系の高校に進学しました。高校では保育や調理の勉強が主でしたが、やはり高齢者福祉に対する思いが強く、介護の仕事をすることに決めました。福祉系の学校卒なのに知識も資格もゼロからのスタートでしたが、先輩の指導が丁寧だったので徐々に慣れることができましたね。
私は今、こんな仕事をしています
- 入社して3年間はあっという間に過ぎていきました。入社後半年で初任者研修を取得したので、仕事の合間や家でも必死で学ぶ日々でしたね。
そんな精一杯の毎日の中で、ある利用者様が私のことを自分の孫だと勘違いしてしまったんです。最初は冗談かと思っていましたが、本気でそう思っているようで、彼女のお世話をする時ばかりは私も孫になりきりました。私に親しみを感じてくれたのはうれしかったですし、励みにもなりましたね。少し経ってその方が亡くなってしまったのですが、本当に悲しくてショックを受けました。
悲しい経験ではありましたが、利用者様と心と心で触れ合える素晴らしい仕事だと改めて感じさせてくれました。
この職場の好きなところ
- 幅広い年代の職員がいるのですが、びっくりするほど仲が良いです。年齢や経験が異なっていても、フラットな関係で話せる雰囲気がありますね。職場の居心地が良いから長く勤める人も多いように感じます。職場単位の会議や研修など、顔を合わせて意見を言える場面も多いので、話しやすいですね。そもそも人と関わったり、話したりするのが好きな人が多いので、自然に明るい雰囲気になっているのだと思います。
今後の目標
- 実務者研修を取得できたので、次は介護福祉士を目指しています。主に家で先輩から勧められた問題集を解いて試験対策をしています。簡単ではありませんが、目標が明確なので頑張りがいもあります。
他には、PCでの事務作業が苦手なので、もう少し効率よく進められるようになりたいですね。介護の仕事は人と関わる仕事がほとんどですが、思ったより事務作業も発生するので、PCスキルもマスターしていきたいと感じています。
入社から4年目になり、そろそろ後輩も増えてきました。自分が一番年下で一番後輩だった時とは違うので、後輩から頼りにされても大丈夫と言えるよう成長していきたいです。