介護の勉強 私たちらしい働き方

安田知加さん

安田知加さん

入職11年目
  • 事業者ジャンル

    特別養護老人ホーム
  • 勤務先

    特別養護老人ホームパサーダ/社会福祉法人 北晨(認定事業者)
  • 取得資格

    介護福祉士
  • 取材年

    2018年

特別養護老人ホームとは

原則として、65歳以上で「要介護3以上」の認定を受け、自宅での生活が困難な方が入居できる施設。入浴、排せつ、食事、身体の移動など、24時間の介助を受けながら暮らせます。

利用者様の笑顔をもっともっと増やしたい!

だからみんなで専門職として正しい知識を身につける

介護職をめざしたきっかけ

高校生の頃、将来は人と関わる仕事に就きたいと考えていたときに、職場体験で介護施設に行きました。施設の職員さんがお年寄りの方にとても優しく接している姿を見て、介護の仕事に興味を持ったんです。職場体験で私が経験したのは、利用者様とのコミュニケーションでしたが、当時、祖母が介護施設にお世話になっていたこともあって身近に感じられ“楽しいな、こういう仕事に就きたいな”と思いました。
母が障がい者施設でボランティアをしていて、私は子どもの頃からよく一緒に付いていっていたので、人と関わることやお世話をすることを自然と身近に感じていたのかもしれません。

私は今、こんな仕事をしています

介護福祉士として介護や介助の仕事を行いながら、ユニットリーダーとしてスタッフをまとめ、認知症ケア委員会の委員長としての活動にも力を入れています。利用者様に心穏やかに生活していただくためには、職員全員が認知症ケアについて正しい知識を身につけ、的確な対応をすることがとても大切です。ですから3カ月に1度は勉強会を開き、現場で悩んだことや迷ったことなどをみんなで共有して、課題に合ったDVDを観たり意見を出し合ったりして学んでいます。学んだことをユニットのみんなで実践すると、利用者様の笑顔が増えるのを実感します。利用者様の笑顔を見るときがやっぱり一番うれしいですね。
そのほかにも介護キャリア段位制度のアセッサーとして、職員への介護技術へのスキルアップのサポートを行っています。職員のスキルアップだけでなく、やりがいの向上や働きやすい職場環境につなげていきたいです。また、地域の方に認知症について知っていただく介護予防教室などの勉強会も行っています。

この職場の好きなところ

当施設では現在、インドネシアとベトナムの介護福祉士と介護福祉士候補者(実習生)を計18名受け入れています。みんなとても明るくて頑張り屋で、勉強に対する姿勢や仕事への意欲は私たちの刺激になります。また、彼女たちは日本人同士では気づかないことに気がつき、違う視点から意見を言ってくれるので、考え方の幅が広がります。プライベートでも交流があり、ユニットのみんなで実習生のアパートに行き、ベトナム料理をごちそうになることもあります。こういう経験ができるところがいいですね。
また、当施設には、職種や立場を超えて誰とでも交流できる雰囲気があります。困りごとや悩みごとがあれば誰にでも相談できますし、施設長や課長、上司の方々が職員一人ひとりをとてもよく見ていてくれて、私が“スキルアップのために勉強しよう”と思うきっかけを作ってくれたのも課長でした。研修がたくさんあり、学びたいときに学べる環境が整っているのも魅力です。
職員同士の仲がいいのも特徴です。年末には遅番が終わってから初詣に行ったりしますし、休みの日に遊園地に行ったり食事に行ったりもしています。

今後の目標

昨年、日本全国から選ばれた民間社会福祉施設職員等海外研修・調査派遣団員8人のうちの1人として、カナダ、アメリカでの14日間の研修に参加させていただき、行政機関や高齢者福祉施設を見学してきました。日本とは違う点も多くありましたが、介護職員の方々が専門職という自覚をもって仕事をされていて、モチベーションの高さなど見習いたいと思うことがたくさんありました。今後の施設サービス向上のためにも、学んだことを現場に伝えていきたいです。
 また現在、介護福祉士実務者講習教員講習に参加しています。毎年の新人研修で認知症研修を担当しているので、より上手く教えることができるようになりたいです。

私のワークライフバランス

旅行が趣味で、連休が取れると旅行に行きます。海外旅行などでリフレッシュすることで、また頑張ろう! という気持ちになります。これまで行ったなかで一番思い出に残っているのはハワイですね。月9日間の公休日のほか、年休や夏冬3日間ずつのリフレッシュ休暇などもあるので、連休を取って旅行に行くことができるんです。
希望者が参加できる年4回の親睦旅行も楽しみにしています。前回行った神戸の日帰り旅行も、とても良かったです。
※インタビュー内容は取材時のものです。
詳しく見る

前のインタビューへ

次のインタビューへ