介護職をめざしたきっかけ
- 私が福祉の仕事に就きたいと思うようになったのは、中学校の職場体験で市の福祉センターを訪れた時。折り紙や塗り絵、歌などで利用者様と楽しんだ2日間が印象的だったからです。また、テレビで放送されたホームヘルパーの仕事を見て、「私も誰かの役に立つ仕事に就きたい」という思いが増していきました。私は、人のお世話や高齢者の方とお話をする事が好きですが、実際に現場に入ると利用者様と何を話せばいいのか慣れない事ばかりで、不安な毎日でした。しかし、「介護職で頑張りたい」という初心をいつも大切にして仕事を続けることで、今では楽しく会話ができるように。利用者様に「ありがとう」と言われると元気になれるので、介護職に就けて本当に良かったと感じています。
私は今、こんな仕事をしています
- 私は利用者様の日々の生活に寄り添い、主に食事や入浴、排せつなどの介助をさせていただいていますが、精神的なケアを行うことも大切な仕事だと日々感じています。例えば、利用者様の気持ちが落ち込み、部屋に閉じこもって誰ともしゃべりたくないという時は、「何故、気分がすぐれないのか」という理由を伺った上で、その立場になって考え、「私だったらこう思う」という気持ちをお伝えします。少しずつ心を開いていただけるよう、気持ちがほぐれるような声かけやコミュニケーションを心掛けることで、信頼関係が深まるのを感じています。
この職場の好きなところ
- 介護の仕事は重労働のイメージが強いのですが、利用者様がその人らしく生活できるように支援させていただくのは、とても達成感とやりがいがあります。当施設では、介護職の職員が利用者様の立場を体験するため、食事や車いすの介助を受ける研修があります。会話ができない、身体を動かせないという状況で介護を受ける方の気持ちを体験できたことは、介護をさせていただく上で重要な経験になりました。また、先輩から教わった「利用者様のペースで動く」ということを念頭に、利用者様が訴えたことをその時にお手伝いするという介護を心掛けています。介護を流れ作業とせず、人に優しく寄り添える環境で働けることがとても幸せです。
今後の目標
- まずは介護福祉士の資格を取得し、緊急時も自分で対応できる知識や自信を身に付けていきたいです。また、無駄を省いて必要なケアに力を注ぐなど、仕事の効率化を考えることも、利用者様の快適さに繋がると思っています。常に自分がどう行動するかを考え、報告や連絡、相談をして、職員同士でコミュニケーションを取りながら、目の前の事から一生懸命頑張っていきたいです。