介護職をめざしたきっかけ
- 10年ほど前、デイケアに勤めている仲の良い友人が、会うたびに「やりがいを感じるいい仕事だよ!」とイキイキと話をしてくれました。彼女は家事や育児と仕事を両立し、なおかつ介護福祉士やケアマネージャーの資格を次々と取得していって、私にはそんな姿がとても輝いて見えたんです。ステキだなぁ、私もこんなふうにイキイキと輝きたいなぁ…と思っていたら、友人が「一緒に介護の仕事をしてみない?」と声をかけてくれました。
私は結婚前に歯科助手の仕事をしていて、医療や介護にはもともと興味があったので、彼女の後押しをきっかけに介護の世界に入ろうと決意しました。
私は今、こんな仕事をしています
- 生活相談員として、利用者様が安全で楽しみのある時間を過ごすことができるようスタッフに指示を出したり、ケアマネージャーさんと連携を取ったりするのが主な仕事です。そのほか、現場の業務をサポートすることもよくあります。たとえば、スタッフと一緒に利用者様を迎え入れる準備をしたり、利用者様とコミュニケーションを取ったり、バイタルチェックを行ったりもします。
また、ボランティア団体に声かけをするなど、地域の方々が気軽にこの施設に立ち寄っていただけるような取り組みも行っています。美濃加茂市のデイサービスの全体のスキルアップを目指す「美濃加茂市通所部会」の一員としても活動していて、講習や勉強会などのセッティングもします。2年前からは係長を任され、スタッフの管理や外部との交渉などの業務にも携わっています。
この職場の好きなところ
- 古民家風のサロン的な雰囲気で温かみのあるところがステキだと思いますし、スタッフ同士の仲の良さ、アットホームさも大きな魅力です。
私がこの施設に入職したとき、子どもが小学校5年生で、夏休みに家で一人にするのは心配だな…と思っていたんです。施設長に相談すると「お子さんを連れて出勤すればいいよ」と言ってくださったので、子どもを連れてきたところ、利用者様の隣に座ってドリルをやったりおしゃべりをしたり楽しそうに過ごしていました。そんな姿を見て、私も安心して仕事ができましたね。
スタッフ家族の一員と捉え、利用者様と同じように大切にしてくれるので、とても居心地がいいです。だからこそ私たちも、この施設に貢献したいという気持ちになれるんです。
今後の目標
- 設立5年の若い施設なので、私たちスタッフがもっと成長しスキルアップして、より魅力ある施設づくりをしていかなければならないと感じています。
昨年は認知症介護実習者研修を受け、新しい認知症介護の理念、心理的理解、医学的理解などを学び、現在は介護プロフェッショナルキャリア段位制度によるアセッサー講習を受講しています。アセッサー講習を学んだことを生かし、スタッフがどれくらい介護スキルがあるかをチェックし、さらなるスキルアップにつなげていきたいと思っています。