介護職をめざしたきっかけ
- 母が介護職をしており、中学生のときに母から仕事の話を聞いて、介護という仕事に興味を持ちました。中学卒業後は福祉学科のある高校に進学して介護を学び、大学も福祉学科に進んで、より深く幅広く介護について勉強しました。
座学と実際とは違うことがたくさんあり、実習などで思うようにできず不安になることもありました。でも、ボランティアで行った介護現場で、利用者の方と触れ合いったときに「ありがとう」と言ってもらえたことがうれしくて、やりがいのある介護の仕事をしたいと思ったのです。
この施設で働きたいと思ったのは、医療と介護が連携して入所者様に必要なサービスを提供しているからです。また、看取りケアに取り組んでいることも、命と向き合う重要な仕事でやりがいがあると感じました。
私は今、こんな仕事をしています
- 介護福祉士として、入所されている方の介護やレクリエーション、見守り等をしています。一つ一つの業務では、大学時代に教わった「コミュニケーションを取るときは相手が7割、自分が3割のペースで話すこと」を常に心がけるようにしています。たとえば「ごはん食べましたか?」と「はい」「いいえ」で答えられるような問いかけをするのではなく、「ごはんは何を食べましたか?」と具体的な問いかけをしています。
勤務は3交代で、早出が7時~16時、遅出が10時~19時、夜勤が16時半から翌朝の10時半まで。もちろん夜勤もしています。私は忙しく動き回っているのが好きなので、介護職は自分に合っているな、と思います。
この職場の好きなところ
- 仕事で困ったことや迷うことがあったとき、気軽に先輩に相談できる雰囲気がいいと思います。
入職したばかりの頃、徘徊の多い入所者様がいらっしゃって、私はその方にずっと付き添っていました。でも、先輩から「逆に1回離れてみるといいよ」とアドバイスを受け、確かにそうかもしれないと思って実践したところ、入所者様が落ち着かれました。関わりすぎたことが逆にうっとうしかったのかもしれないと気づき、とても勉強になりました。初めて看取りケアに携わったときも、ショックを受けた気持ちを先輩に聞いてもらい、「自分もそうだったよ」と言ってもらったことで、冷静に受け止めることができました。
今後の目標
- 入職4年目となり、これから後輩もどんどん入ってくると思うので、先輩の良いところを見習って、後輩の良き手本となるような姿を目指したいです。
私が目指すリーダー像は、誰に何をしてもらう必要があるか、どうすれば上手く業務が回るかなど、全体の細かいところまで見ながら一人一人に指導ができるリーダーです。私が先輩からいろいろ教えていただいたように、今度は私が後輩に教えてあげたいですね。