「岐阜県介護人材育成事業者認定制度 普及促進説明会&取組発表会」開催レポート
update 2019/09/24
岐阜県介護人材育成事業者認定制度の普及をめざし、促進説明会と認定事業者(ぎふ・いきいき介護事業者)による取組発表会が、県下5か所で開催されました。
9月9日(月)に岐阜産業会館で開催された様子をお伝えします。
「第1部:認定制度普及促進説明会」
第1部では、岐阜県高齢福祉課より認定制度の目的や概要、制度を通してめざす効果などの説明がありました。
また、認定に向けた取り組みを行う事業者に対して、人材の育成・定着のためのコンサルティングなどが受けられる支援や、認定事業者を県が積極的にPRするといったメリットについても紹介されました。
「第2部:認定事業者取組発表」
第2部では認定事業者による取り組みの事例発表が行われました。
この日は、株式会社 羽島企画(認定グレード2)による取り組みが発表されました。
「3年前に岐阜県子育て支援エクセレント企業(現 岐阜県ワーク・ライフ・バランス推進エクセレント企業)の認定を受けた際に、会社の課題と今まで取り組んできたことの重要さを再確認する良い機会となった。今回、介護事業者として人材の成長、会社の発展、サービスの質の向上など、さらにステップアップするチャンスになると思い、この認定制度取得にチャレンジすることにした」と取得に取り組んだきっかけを話されました。
人材確保・育成のための「5本の柱」の取り組みについても紹介され、「申請を通じてこれまでの取り組みを再認識する機会となった。これまで独自の手法で人材育成に努めてきたが、制度の評価基準に照らし合わせることでブラッシュアップできた。今後も適正な人材育成と、サービスの向上へつないでいきたい」と意気込みを語られました。
続いて、支援コンサルタントの纐纈敦様より「岐阜県委託コンサルタント派遣事業」についてご案内をいただき、認定制度の評価項目に対するポイントについて、事例をまじえながらの説明がありました。
「第3部:特別セミナー」
第3部では株式会社システムサポート研究所 代表取締役 谷口公一氏による「介護報酬改訂2019 新たな「特定処遇改善加算」要件・ルールまとめ」と題した特別セミナーが行われました。経験・技能のある介護福祉士を中心に給与面などの処遇改善を行うもので、2019年10月から新設されるにあたり、現行加算要件クリアの確認や、介護報酬改訂による新加算の概要、その運用の考え方について分かりやすく解説されていました。