介護職をめざしたきっかけ
- ピアノ科を専攻していた大学時代に、音楽教員の免許を取得するための教職課程の中で介護実習を経験。もともと大のおばあちゃん子だった私にとって、施設で高齢者の方々とふれあう5日間は本当に楽しい時間でした。その経験をきっかけに「より良い介護のあり方を勉強したい」という気持ちが膨らみ、在学中にホームヘルパー2級(現・介護職員初任者研修)の資格を、大学卒業後に専門学校で学んで社会福祉士の資格を取得しました。
新生会への就職を決めたのは「よい介護はよい医療に勝るとも劣らぬ専門分野」という法人の考え方に共感したから。その言葉通り、多職種の職員とボランティアの方々が一体となった丁寧なケアや、施設内に流れる温かな雰囲気が私の理想と重なり、強く惹かれました。
私は今、こんな仕事をしています
- 入職以来、法人内のさまざまな施設で経験を積み重ねてきました。途中、2回の産休・育休を経て、現在はパートタイムの介護職員として「サンビレッジ新生苑」に勤務。デイサービスとショートステイの利用者に対し、見守りや必要な介助をさせていただいています。
「私らしい利用者との関わりも大切にしたい」との思いから、音楽療法を取り入れたケアも実践。まだまだ勉強中なのですが、新しいことに積極的にチャレンジさせてもらえる職場環境に感謝しています。
この職場でやりがいを感じる時
- 利用者お一人おひとりに必要なケアを多職種のチームで検討し、実践することで、心身の状態に良い変化が見られた時は「この仕事を選んで本当によかった」と思います。 また、音楽療法のすばらしさや可能性を実感することも多々。私のピアノ伴奏に合わせて童謡を歌う利用者の表情がたちまち穏やかになったり、昔を思い出されて涙を流されたりといった場面に出会うと、とても充実した気持ちになります。そして、利用者の人生に寄り添い、関わることで自分自身の成長につながる介護職のやりがいを再認識します。
今後の目標
- 今はレクリエーション的に取り入れている音楽療法を、作業療法の一環としてケアプランに組み込んでいけるよう、さらに勉強を重ねていきたいと考えています。
また、今、私が子育てと仕事を両立できているのは職場の上司や先輩、仲間たちの温かなフォローがあってこそなので、後に続く後輩たちが同じように安心して働き続けられる職場づくりにも貢献していきたいです。