
介護職をめざしたきっかけ
- 子どもの頃から、母が障がい者の兄を世話する姿を見てきたので大変なイメージがあり、「介護の仕事には就かない」と心に決めていました。父が建設業をしていたこともあり、建設業や運送業に興味があり、自分のやりたい仕事に就職。20代半ばで仕事を辞めたある時、知り合いから「障がい者施設で働いてみたら?」と声をかけられ、普段は聞き流していましたが、「自分が避けてきた仕事をやらずに嫌がるより、やってみて本当に嫌なら辞めよう」と介護の仕事に就くことを決意しました。ヘルパーの資格があった方が良いと聞いたので資格を取得し、障がい者施設で7年働きました。現場で障がいのある方と接していくなかで、介護の大変さを心の底から実感しましたが、いつしかそれがやりがいにつながり、面白さを感じるようになりました。その後、ご縁があり今の職場に転職。障がい者施設とは違うことも多いですが、先輩スタッフに介護技術や接し方などを学びながら、現在も業務に励んでいます。

私は今、こんな仕事をしています
- 排せつ、移乗、入浴、服薬などの介助を行い、利用者様の日常生活のサポートをしています。入浴介助は、介助があまり必要ない方でも必ず1対1で対応。入浴の際に皮膚トラブルなどの身体の異常を発見できるので特に注意して行っており、訪問看護のスタッフとも共有して一緒に改善をしています。また、理学療法士からさまざまな知識を教えてもらえるのもこの職場の良いところです。利用者様は人生の大先輩ですので、接するときは初心を忘れず、丁寧な態度や言葉使いで接するように心がけています。話が好きな利用者様も多いので、何気ない会話から悩みを聞き、より楽しい生活が送れるようにお手伝いができればと思っています。

やりがいを感じる時
- 利用者様から「ありがとう」「頑張ってね」と言っていただけると、喜びややりがいを感じます。スタッフ同士で普段から冗談を言い合うなど、コミュニケーションの場も十分にあり、何かトラブルがあったときは先輩・後輩関係なく、お互いに協力できます。働きやすい環境が整っている点は、この職場の魅力です。また、スタッフは掃除が得意な人、レクリエーションが得意な人などさまざまで、苦手な部分をお互いにフォローし合えるのもありがたいと思っています。看護師や理学療法士といった専門員に何でも相談できるのも大きなメリットで、その道のプロが身近にいることが心強いです。

今後の目標
- 月1回の内部研修をはじめ、外部の研修会にも参加して勉強に励んでいます。内部研修では、業務に必要な知識や技術を、外部研修では自分が学びたい内容の研修に参加してスキルアップにつなげています。外部研修は年に1回ですが、申請さえすれば受講料などは会社が補助してくれるので、参加しやすいのが魅力です。まずは目標を設定するのではなく、自分に足りないことをどんどん学んでいきたいと思っています。現在は介護保険や各種書類作成に関する勉強をしており、今後は業務に必要な資格を取得していきたいです。