介護の勉強 私たちらしい働き方

小林玲央名さん

小林玲央名さん

入職6年目
  • 事業者ジャンル

    特別養護老人ホーム
  • 勤務先

    特別養護老人ホームかりやど /社会福祉法人 柊和会
  • 取得資格

    歯科医師免許
  • 取材年

    2024年

特別養護老人ホームとは

原則として、65歳以上で「要介護3以上」の認定を受け、自宅での生活が困難な方が入居できる施設。入浴、排せつ、食事、身体の移動など、24時間の介助を受けながら暮らせます。

歯科医だからできる口腔ケアで感染症を防ぐ

新人教育に力を入れ、介護業界に貢献したい

介護職をめざしたきっかけ

元々は歯科医をしており、介護施設へ訪問して口腔衛生や入れ歯の調整を行っていました。5年ほど前にご縁があり当施設に入職するまでは、介護の仕事は大変そうだなというイメージでしたが、実際に現場を見て「自分にできることで力になりたい」という気持ちが芽生えました。ほかの施設での勤務経験はありませんが、当施設は明るい雰囲気があり、利用者様ものびのびと過ごしている印象があります。入職前は介護施設という場所に緊張することもありましたが、職員の方々が楽しそうに働く様子を見て、今では介護職に前向きなイメージを持っています。

私は今、こんな仕事をしています

現在も歯科医として施設の利用者様の口腔衛生管理を行いながら、施設全体の管理業務や新人教育の統括を担当しています。月2回は歯科衛生士とともに口腔ケアに当たり、空いた時間で回診を行うことで、誤嚥性肺炎などの感染症予防にも努めています。新人教育については、大学病院で学生を指導していた頃の経験を生かし、施設職員とともに体系化されたマニュアルを作り上げ、一定の成果が出せるまでに。介護の現場では口頭説明や見て学ぶことも大切ですが、基本的な仕事はマニュアルにまとめることが、教える側と教わる側の効率化につながると考え実践しています。また新人の教育段階を「ステップ帳」に記入し、できること・できないことを明示し管理するなど、丁寧な新人育成を心がけています。

やりがいを感じる時

当施設は利用者様が過ごしやすいことを第一に考えるとともに、職員の働きやすい職場を作ることを大切にしています。日々の記録や共有として日誌を記入し、面談や普段のコミュニケーションで声を上げやすいような環境を整えるのも一例です。職歴関係なく、新人からベテランまで分け隔てなく声を上げられる風通しの良さは、当施設の離職率の低下にもつながっています。また、何か問題があれば迅速に対応できるフットワークの軽さも当施設の良さです。「これをやってみたい」「ここを改善したい」という声が実現されやすいところが、働く人のやりがいになっているのではないでしょうか。

今後の目標

入職された方には、働きながら介護の知識や技術をさらに学んでいただける環境を作っていきたいと考えています。具体的には資格取得のフォローとして、外部講師を招いた研修のほか、リーダー職員向けの講習、資格取得支援も積極的に行いたいです。資格を取得した際の手当もありますし、学んだことを生かして介護士としてのキャリアを積んでいただけたらうれしいです。そういった環境作りに力を入れ、私自身が介護業界に少しでも貢献できればと思っています。

私のワークライフバランス

休日は時間があれば旅行に行ってリフレッシュするようにしています。学生時代の友人が日本各地にいるため、旅行を兼ねて会いに行くことも楽しみのひとつです。休日に仕事のことを考えたり、反対に仕事中に休日のことを考えたりすることはしないようにしています。仕事もプライベートも全力で取り組むとスイッチの切り替えができて、悩み事も減ったように感じています。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 小林玲央名さんが働いている認定事業者

    社会福祉法人 柊和会

  • 〒501-0625 岐阜県揖斐郡揖斐川町黒田419-3
  • http://www.syuwa-kai.jp/index.html
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