介護職をめざしたきっかけ
- 中学生の頃、祖母が自宅で曾祖母の介護をしている様子を見たことがきっかけで、介護の仕事に興味を持ちました。もともと人と関わることが好きだったこともあり、福祉科のある高校へ進学。福祉について専門的に学ぶなかで介護実習に行く機会があったのですが、そこで職員さんと利用者様の温かなふれあいを目の当たりに。介護施設で働くことにより一層の魅力を感じ、介護職を志しました。高校卒業後、当時の自宅近くにあった介護老人保健施設で3年間働いたのち、より利用者様の日常に近いサポートや交流ができる施設への転職を考えるようになりました。職場見学に訪れた際の、利用者様と職員さんが日常を共にしているような距離の近さ・交流の多さに強く惹かれ、グループホームダンデライオンへ入職しました。
私は今、こんな仕事をしています
- 現在の主な業務は、利用者様の食事や入浴、排せつといった日常生活の介助と共同生活をより楽しくするための交流や外出のサポートなどです。利用者様の気分転換や運動のために外出に誘うことが多く、妊娠・出産でお休みをいただく前は、よくお花見や散歩に出かけたり、カフェで会話を楽しんだりしていました。利用者様の誕生日には歌を歌ってお祝いするなど、施設全体でイベントを大事にしています。当施設の良いところは、どんなに介護度が重くても「自分でやりたい、行きたい」という利用者様の気持ちを尊重した支援を大事にしていること。前職で身に付けた医療ケアの知識や、利用者様の様態が急変したときの処置・対応方法が今の職場で役立っていると感じることは多くありますね。「介護」というよりは助け合いながら一緒に生活しているような環境で、利用者様がどんどん元気になっていく様子を見られることは大きなやりがいにつながっています。
この職場の好きなところ
- 利用者様に対してはもちろんのこと、職員同士でも「相手のいいところ」を自然と見つけ合える、とにかく明るい雰囲気の職場です。20代から70代まで幅広い年代の職員がいますが、「○○さんのこういうところ素敵だよね」「○○さん、これできるようになったよね!」とフォローしあう環境があるため、世代間の壁を感じることなく悩みを相談できます。私自身、何か困ったときや悩んだときにその都度相談できる仲間がいることは心強いですし、働くうえでのモチベーションアップにもつながっていますね。また、そういった職員同士の和やかな雰囲気が利用者様にも伝わり、施設全体として温かい雰囲気がつくれているのではないかと感じています。定期的に職員の家族も参加できるイベントが行われるのですが、子どもを連れていくと利用者様も職員も喜んでくれてとてもうれしいです。
今後の目標
- 保健医療福祉サービスの知識を身に付けたり、体の不自由さを体験できる介護フェアに参加したりして、妊娠・出産前にケアマネジャーの資格を取得しました。しかし、認知症の知識についてはまだまだ足りないなと感じています。今後は、認知症の症状について詳しく学んでいくことで、常に利用者様の気持ちに寄り添い、不安を取り除ける存在になりたいです。また、介護の現場でVRが活用される事例が増えていると聞くので、そういった最新機器にも興味を持ち仕事で生かしていけたらいいなと思っています。