介護職をめざしたきっかけ
- 前職は、一般事務員として働いていました。子育ても落ち着き、何か資格を取得して転職を考えていたところ、「介護ヘルパー2級」という資格講座の存在を知りました。以前から、介護の仕事に少し興味を持っていたことから、早速資格講座を受講し、無事資格を取得できたことがきっかけで、新規立ち上げ時から「特別養護老人ホーム 瀬田の杜」の介護職員に入職しました。その後、家庭の事情で一旦退職せざるを得ませんでしたが、最初から働いていた仲間から声がけしていただき、再度入職。以前と変わらず人間関係が良かったことと、自宅からも近く通勤にも適しているので、とても働きやすい職場です。
私は今、こんな仕事をしています
- ユニットでは、日々利用者様の食事介助・入浴介助・排泄介助といった介護業務を行いながら、レクリエーションや新入職員への指導&相談の業務も行います。現在、入職11年目となり、介護班長として、新入職員への指導を行っております。仕事上の悩みや相談など、できるだけ新入職員と同じ目線に立って話を聞くように心がけています。現在の職場には、20代~60代までの職員が在籍し、10名の利用者様を2ユニットで、日勤3~4名が担当。機械浴を導入しているので、2人体制での入浴介助の負担も軽減。座面が腰の高さになっているので、よりスムーズに介助できるなど、設備的にも工夫を凝らしているおかげで助かっています。
やりがいを感じる時
- 移乗、移動介護やトイレ誘導のたびに利用者様から「ありがとう、こんなことをしてもらって・・・」と涙ぐみながらおっしゃられると、私でも役に立っているのだと、感動することが多々あります。そんなふうに利用者様からの「ありがとう」の言葉をいただくたびに、とてもやりがいを感じます。また、手先の器用な利用者様から、手づくりの作品をもらったことがあり、今も自宅に飾ってあります。利用者様から配慮やお気遣いをいただける点も励みになっています。職員同士も仲が良く、コミュニケーションも良く取れています。現在のコロナ禍において、職員が陽性となってしまった場合、現状人数が少ないので、緊急時の対応をスタッフ間で協力して業務を実施。個人的には、介護の仕事を通じて、将来自分の両親を介護するときに、必ず役に立つ職種だと思うので、どんな場面でも日々勉強し向上したいと思っています。
今後の目標
- 介護職に就いて11年目となり、自分でも気付かないうちに経験を伝えていく立場になりました。施設内での勉強会への参加やその内容を他の職員へ伝えていくことも重要だと考えています。また、緊急時における職員不足の際には、他ユニットとのチームワークづくりも必要だと思います。全ての職員が長く働きやすい環境をつくるためには、介護の指導だけでなく困りごとの良き相談相手となれるように心掛けたいと思います。そうすることにより介護のクオリティをより高めあっていきたいですね。私自身、とにかく現場主義なところがあるので、これからもより深く現場に関わっていきたいと思っています。日々利用者様と向き合いたいという気持ちは、これからも変わらないでしょう。そして自分が体験した知識とスキルを、できる限り分かりやすく後輩にも伝えていきたいです。