介護職をめざしたきっかけ
- 子どもの頃から周囲に「あんたは優しいね」と言われ続け、「優しいだけが取柄」のように育ってきました。大人になったら、人のために、人に役立つ仕事に就きたいと思い、初めは警察官になりました。しかし、理想と現実の大きなズレに気づかされ、「自分には悪者を取り締まって世間の役に立つというより、困っている人を直接手助けすることの方が向いている」と実感。妻がすでに介護福祉士だったこともあり、福祉の世界に飛び込みました。働きながら資格を取り、気づけば25年。自宅が4世代同居、約10人の大所帯であることもあり、何人もの人と接するこの仕事は、私にとって非常に向いていると思います。
私は今、こんな仕事をしています
- 管理者という立場ですが「利用者様の生の声を聞き、ありのままの姿を見る」をモットーに、送迎や入浴、食事介助にトイレ誘導、リハビリなど、積極的に現場に出ています。と同時に、現場で聞いた利用者様やそのご家族、職員の声をもとに、「楽しいデイサービス」「働きがいの感じられる職場づくり」を心がけています。未経験者のスタッフに対しては、個々で丁寧に相談を受けることで、不安や悩みを解消できればと思っています。『北方町デイサービスセンター円苑』は、マニュアル化されていないので、とてもアットホームな雰囲気です。新入社員の方にも幅広い年代の職員がさまざまな面でサポートしてくれます。
この職場でのやりがい/好きなところ
- 誰もが思ったことや感じたことを素直に言い合える「風通しの良いところ」がこの職場の魅力です。スタッフ全員で「利用者様にとって最適な選択」を話し合い実行。それに対して利用者様の笑顔が見られたときは、幸せのお裾分けを頂いている気分になります。スタッフ同士は、真剣に話し合いをするので、ときにはぶつかることもありますが、そんな熱意に溢れたスタッフたちも自慢です。障がい施設やケアマネジャー在中の施設を併設しているため、さまざまなサポートを受けられるので、問題の解決もスムーズに行える点もこの施設の魅力です。
今後の目標
- 農業や園芸に詳しくなって、利用者様が挑戦できる野菜作りなどを実現させたいと思っています。ほかにも利用者様が主役のイベントを充実させ、より利用者様に楽しんでもらえたら幸いです。スキルアップや情報収集に関しては、ネットなどからではなく、人生の先輩でもある利用者様からいろいろと教えてもらうのが一番の近道。このコロナ禍が落ち着いたら、利用者様の意見を取り入れたイベントを開催し、少しでも多くの笑顔が見られるよう尽力したいと思っています。
※通常時はマスク着用。写真撮影時のみマスクを外しています。