介護職をめざしたきっかけ
- 私が幼かった頃、遠く離れて暮らしていた大好きな祖母が10年近く寝たきりで、自宅で生活していました。夏休みに遊びに行く度にベッドに横たわり、ずっと天井を見上げている姿に、子どもながらとても胸が痛く、何かしてあげたいと思った記憶があります。そして「どこでもいいから行きたいなぁ」と言っていた祖母を思いながら月日が流れていきました。その後結婚、出産を経て、娘が通園しはじめたのをきっかけに何か職に就こうと考えたとき、昔の記憶の流れでごく自然に介護の道に進みたいと思いました。結婚前の職も人と関わる仕事で「人が好き」という気持ちがあったのと、やはり祖母へ「今ならもっと豊かに楽しく暮らせたのに」という思いが土台にあったのだと思います。そして、ヘルパー2級の資格を取得し、今の職場に入職しました。今の職場を選んだ理由は法人理念がしっかりしていて心に響いたからです。
私は今、こんな仕事をしています
- 午前中は主に入浴介助をさせていただいています。入浴介助終了後は、昼食配膳、見守り、食事介助、下膳、口腔ケア、排泄介助、爪切りなど、介護の基本である業務に携わっています。その他、イベント委員として、お誕生日の方へのプレゼント準備やその時々の催しの準備、毎月発行のデイサービス新聞を作成しています。私が最初に働いていた訪問介護事業所で、尊敬する上司が「傾聴・共感する（寄り添う）ことの大切さ」を、一緒に仕事する中で教えてくださりました。そのことができそうでなかなかできないので、今でも奮闘している毎日です。この仕事をするうえでとても大切な事として胸に刻んでいます。
この職場でのやりがい／好きなところ
- とにかくスタッフが全員素晴らしい人ばかりです。 オープニングスタッフという事もあるかと思いますが、試行錯誤しながら作り上げてきたような一体感があります。また上司にも何でも相談でき、フラットで解放的な雰囲気がとても心地よいです。スタッフも温かく、感謝や気遣いの言葉が飛び交うような、アットホームな職場で笑顔が絶えません。利用者様からの「感謝の言葉のシャワー」を毎日浴びているので、身体は疲れていても、心はとても清々しくいられます。私が利用者様を元気にするのではなく、逆に元気とパワーと知恵をいただいているような感じです。
今後の目標
- 今までも、そしてこれからも変わらない目標は「目の前の人を笑顔にすること」です。その他には、アロマ療法がストレス緩和や精神的なケア、リラックス効果があると知り、アロマテラピーの資格を取得しました。認知症の方に対しても脳への刺激になり、症状の改善に役立つ効果が期待できます。まだ施設では実践できていませんが、アロマテラピー療法を取り入れることが、いつかできたらと思っています。今後も自分なりに利用者様に喜んでいただける事を模索し、行動していけるよう努めていきたいです。
※通常時はマスク着用。写真撮影時のみマスクを外しています。
