介護職をめざしたきっかけ
- 初めて介護福祉に興味を持ったのは、中学3年生の夏休みに職場体験で特養にボランティアに行ったときでした。行く前の想像では、寝たきりのお年寄りがいて寂しい雰囲気だろうと思っていたのですが、実際はまったく違っていました。レクリエーションを楽しんだり私たちとおしゃべりしたり、皆さんイキイキとして笑顔があふれていて、なんて明るいんだろう! とイメージが変わりました。
商業科の高校に進学したので、一度は一般企業に就職しましたが、身近な人が事故に遭って車いすの生活をすることになり、私にもできることがあるはずだと思い、ヘルパー2級の資格取得に挑戦することに。資格取得後はデイサービスからスタートし、それから今日まで介護職一筋で楽しく頑張っています。
私は今、こんな仕事をしています
- 地域密着型特別養護老人ホーム・小規模多機能型居宅介護施設の施設長、生活相談員を務めています。施設の利用者様やご家族、ここで働くスタッフがイキイキと過ごせる快適な環境を整えるという重要な役割を担っています。
1日の業務は利用者様とスタッフへの挨拶や声かけから始まります。気になることがあれば個別に話を聞いたり、利用者様の体調を確認し、異変があれば看護師や主治医と連携を取って対応したり、ご家族に共有するべき情報をお伝えしたりします。ほかにも、地域や他の機関と連携する業務や、経理事務、労務管理、人材育成など、さまざまな役割を担っています。大変ですが、スタッフのみんなが支えてくれるので頑張ることができます。
この職場の好きなところ
- 10代から70代までのスタッフが活躍していて、みんな仲が良くて雰囲気がとてもいい職場です。季節行事や親睦会などが年に数回あり、新年会ではチームごとに出し物を披露したりします。そういう機会を通じてスタッフ同士の交流が深まり、いい関係が生まれています。
子育て支援も充実していて、私も3人の子どもを育てながら仕事を頑張っています。学校の長期休暇などには子どもを連れて出勤することができ、スタッフや利用者様が温かく迎えてくださるのもいいですね。
今後の目標
- 地域の皆様と活発に交流ができるような取り組みに力を入れて、地域に開かれた施設としてまちづくりに貢献していきたいです。
現在は、小中学生の親子に当施設の食事の試食をしてもらったり介護に関する知識に触れてもらったりする「介護チャレンジスクール」の実施や、施設のロビーや駐車場を開放して行う「かいさいの華まつり」などを通じて地域の方々との交流を深めています。また、近隣の小学校との交流も盛んです。もっと気軽に介護施設に遊びに来ていいんだよ! ということをこれからも伝えていきたいですね。