介護職をめざしたきっかけ
- 25才で結婚してから家事と育児を中心に生活していました。30才の頃、父が病で寝たきりになり、母と訪問介護の方に任せっきりで、父が亡くなった後に「自分ももっと介護の手伝いができていれば」と、思うように面倒をみられなかったことへの後悔の気持ちが心の中に残りました。
3人目の子どもが1才半になった頃に「また社会に出たい」という気持ちが大きくなり、そんなときにたまたま求人募集で見つけたのが今の職場です。父のことを思い出し、「介護の道に進みたい」という気持ちが強くなり、家族が背中を押してくれて初めての世界に飛び込みました。
当社には託児所があり、働くママにとって手厚いサポートがあったこと、そして働きながら勉強をさせてもらえたおかげで7年間頑張れました。
1歳から託児所で預かってもらっていた娘も8歳になり、私と共にこの会社で成長させてもらったと思っています。
私は今、こんな仕事をしています
- 週に4日はデイサービス「ママーズ駒塚」で介護福祉士、また生活相談員として働いています。そして週に1日は訪問介護で6軒のお宅をまわり、それぞれのプランに沿ったケアを行っています。
デイサービスではチームの連携がとても重要です。常にスタッフ間で利用者様のことを話し合い、半日過ごされる施設で、いかに楽しく快適に過ごして頂けるかを考えています。
訪問介護は、1人の利用者様に寄り添い、より細やかな関わりができます。私が訪問する日を心待ちにしてくださる方もいて、笑顔で迎えてくれるときがなによりもうれしいです。
私のようにデイサービス施設と訪問介護の両方に携わらせてもらえるのは、とても勉強になります。会社が幅広く介護サービスを行っているからできることで、環境に恵まれていることに感謝しています。
この職場の好きなところ
- デイサービスでも訪問介護でも、利用者様やご家族によく「ありがとう」と言っていただけます。普段の生活でこんなに感謝されることはなかなかないですよね。「ありがとう」と言っていただけると、自分のしたことが役に立てたのだと感じることができて、喜びを感じます。デイサービスでは30~60代までの介護スタッフが働いていますが、世代に関係なく意見を言い合い、1人ひとりが利用者様のことを第一に考えています。みんな思いやりがあり、仕事に対して情熱を持っていて、それが利用者様に伝わっているから感謝されるのかなと思っています。
私が携われるのは、利用者様の長い人生のうちのほんのわずかな部分かもしれませんが、少しでも幸せな人生のお手伝いができるように、これからも利用者様一人ひとりのことを考えたケアをしていきたいです。
今後の目標
- 今年4月の長男の大学進学を機に、今までのパートタイムから正社員となり、生活相談員の仕事もするようになりました。まだまだ勉強中なので介護の技術をもっと習得し、ゆくゆくはケアマネジャーの資格を取ることを目指しています。私は40才を過ぎてから介護福祉士の資格を取りましたので、努力することは年齢がいくつになっても遅いことではないと思います。
今後も利用者様一人ひとりに寄り添い、その方らしい生活ができるお手伝いをしていきたいと思います。