介護職をめざしたきっかけ
- 長年、飲食店で調理や接客をしてきました。常連のお客様が年齢を重ねるにつれ、食べづらそうだったり味の好みが変わったりしているのを見て、なんとか美味しく食べてもらおうと、食材の大きさや硬さを変えるなど工夫を凝らしていたんです。「おいしかった」「食べられた」という声がうれしくて…。そんな中で「介護食」というものがあると知りました。どんなものだろうと興味を持ち、「介護食」を作って提供したいという思いから介護の道へ。食にこだわって、3食手作りで家庭的な食事を提供している当法人に転職を決めました。実際に食事作りをすると、毎日違うメニューで、利用者様の体調に配慮して献立を調整している事に感動しましたね。
私は今、こんな仕事をしています
- 介護経験が全くなかったので、すべてゼロから教えていただきました。初めて認知症の方と向かい合ってびっくりすることもありましたが、自分や自分の家族もこうやって年老いていくんだと、受け入れる気持ちが強くなりました。3年間実務経験を積んで、介護福祉士を取得。最近では新人の教育も担当しています。自分の娘のような年代の子も入職してくるので、親のような気持ちで教えています。
得意の料理では、一人一人の利用者様の好みも反映しながら、献立を考えています。煮物は誰にでも大人気の鉄板メニュー。意外に唐揚げやハンバーグも好評なんですよ。
レク委員長として、職員も利用者様も皆で楽しめる行事の企画もしています。先日行なったクリスマス会では職員が出し物をして、大盛り上がりでした。利用者様も「本当にありがとう」と喜んでいて…こちらも込み上げるものがありましたね。
この職場の好きなところ
- 利用者様から職員まで4世代の家族のような、あたたかい雰囲気が気に入っています。利用者様一人ひとりに時間をかけて丁寧に向き合えるのは、グループホームならではの良さだと思います。
10代から70代までと職員の年代は幅広いのですが、一緒にボーリングをしたり、食事会をしたり。フレンドリーに付き合っています。上司も非常に懐の広い人で、その経験や知識についていきたいと思わせてくれる魅力的な方なんですよ。“笑顔”と“ありがとう”が自然に出てくる素敵な職場です。
今後の目標
- 介護福祉士の勉強をする中で、自分の視野が広がっていくことが、とても新鮮でした。研修でグループワークをした別法人の人たちとも、すっかり仲良くなって、今でもグループLINEで語り合う間柄です。いろいろな施設の人と、問題や解決法、考え方をシェアできるのがいいですね。また外部の研修にも積極的に参加したいと思っています。
できない理由を探すのではなく、できるようにするための方法を見つけられるように、職員皆が共に成長できるような信頼関係を作っていきたいです。