介護職をめざしたきっかけ
- 知識も経験も全くなかった介護の職場に飛び込んだのは22歳の時。結婚をして、家族を養える仕事を真剣に考えたのがきっかけです。仕事をしながら介護福祉士の資格を取得して7年働いた後、通勤の便利さなど、条件がより良い現在の職場へ転職しました。
介護職初心者の頃、利用者様の1日の生活プランを職員が考える必要があるなど、想像以上の決め事の多さに驚き、「向いていない」と感じ、辞めようと思ったこともありました。しかし、元々人と会話をするのが好きで、困っている人がいれば手伝いたくなってしまう性格。尊敬できる先輩や仲間に教えてもらいながら継続するうちに、人と接する介護職のやりがいや楽しさを知ることができました。今でも介護の仕事の奥深さや難しさを感じることはありますが、「資格が取りたい」など、さらに学ぶ意欲へと繋がっています。
私は今、こんな仕事をしています
- 一人ひとりの生活リズムを尊重したケアを行うユニット型施設で、食事の見守りや介助、入浴、排せつなど、身のまわりのお世話をさせていただいています。利用者様が一日でも早く帰宅できるよう自立支援を目的としており、看護職、介護職、言語聴覚士など様々な職員がチームとなり、より良いケアの形を考えて実践しています。例えば、身体が不自由でも「自宅に帰りたい」という願いをお持ちの方には、トイレに設置した介助バーの使用を提案するなど、ご自身でできることが増えるように目標を決めて一緒に練習します。できなかった事ができるようになる、そんなシーンに立ち会える喜びは大きいです。
この職場の好きなところ
- 明るい職員が多く、職種の垣根を超えて相談しやすい環境が魅力です。各ユニットで抱えている問題や困っていることを話し合える勉強会もあるので、悩みを抱え込むことなく皆で解決策を考えられると実感しています。それだけでなく、日常的に起こる利用者様の体調の変化や問題など、細やかなことも職員間で共有する日々のコミュニケーションが、サービス向上につながっていると思います。また、「施設がもっと利用しやすくなるように」と考えた個人の提案も、しっかりと話を聞いてもらえる風通しの良さ…この恵まれた環境があるからこそモチベーションを保ち、働いてこられました。
今後の目標
- 当施設は、資格の取得や研修などのバックアップ体制も整っており、来年はリーダー研修を受けることになりました。学べることはどんどん吸収し、今後入ってくる後輩にも上手く伝えられる技術を身に着けられたらと思っています。仲間が、仕事のやり方などに悩んでいたら、改善のアイデアを出していきたいです。経験を重ね、様々な事に対応できる知識を増やしながらスキルアップに努めていきたいですね。