介護の勉強 私たちらしい働き方

木村裕亮さん

木村裕亮さん

入職8年目
  • 事業者ジャンル

    特別養護老人ホーム
  • 勤務先

    地域密着型特別養護老人ホーム セント・ケアおおの/社会福祉法人 浩仁会(認定事業者)
  • 取得資格

    介護福祉士、介護支援専門員
  • 取材年

    2017年

特別養護老人ホームとは

原則として、65歳以上で「要介護3以上」の認定を受け、自宅での生活が困難な方が入居できる施設。入浴、排せつ、食事、身体の移動など、24時間の介助を受けながら暮らせます。

利用者様もご家族も職員も幸せになれる

施設運営をめざして日々努力を重ねています。

介護職をめざしたきっかけ

私は子どもの頃から「手に職をつけて早く自立しよう」という気持ちを強く持っていました。女手ひとつで私たち3人兄姉を育ててくれた母や、可愛がってくれた祖父母に早く恩返しがしたかったのです。その思いを叶えるため、高校は福祉課を選び、介護福祉士の資格を取得しました。
ただ、私の介護職人生はすべてが順風満帆だったわけではありません。実は卒業後、6年勤めた介護老人保健施設で燃え尽き症候群のような状態になり、アパレル販売員への転職を経験しているのです。でも、いざ離れてみたら、人と人が『距離感ゼロ』でふれあえて、とびきりの笑顔に出会える介護の現場が無性に恋しくなりまして(笑)。たまたま新施設のオープンを間近に控えていた当法人と縁があり、介護業界に戻りました。

私は今、こんな仕事をしています

浩仁会に入職して最初の配属先は、特別養護老人ホームの現場でした。その後、フロアリーダー、介護主任を経て、入職5年目から当施設の施設長を務めています。施設長としての役割は、利用者様に質の高いサービスを提供できるように、そして職員が生き生きと働きがいを持って仕事に取り組めるように、環境を整えること。人材マネジメントからご家族対応、関係機関との交渉、設備管理まで、仕事内容は多岐にわたります。さらに、施設では日々さまざまな出来事が起こるため、その一つひとつに責任者として意思決定をしなければなりません。大変なこともありますが、積極的にフロアに足を運び、自らの目で現場を見ながら、利用者様や職員とコミュニケーションを図りながら、より良い施設運営のあり方を考えています。

この職場の好きなところ

職種や立場、年齢などを超えて職員同士の絆が強いところ。利用者様やご家族との日々の関わりの中で、うれしかったことを共有したり、気になったことを相談したりできる風通しの良さがあります。そんな風通しの良さが、互いにサポートし合う絶妙なチームワークにつながっているのだと思います。

今後の目標

若い頃は、出世や昇給といった待遇面の向上を目標にしていました。今思えば、それは自分に自信がなかったからなのかもしれません。しかし当法人に入り、さまざまな仕事・役割を経験する中で、組織に貢献することや、人として成長していく喜びを知りました。当法人の総施設長が折にふれて私たち職員に話す「役が人を育てる」という言葉を、実感を持って受け取ることができています。
キャリアとは、仕事だけでなく人生すべてをひっくるめて描くものだと思うので、介護のプロとしての私はまだ道半ば。「今、任されている仕事・役割に責任を持ち、毎日出会う人と起こる出来事に対して誠実かつ親切、丁寧に向き合い、笑顔で楽しく過ごす」、それが現在の目標です。

私のワークライフバランス

私には妻と小学6年生の長男、幼稚園年長の長女がいますが、20代の頃は、どちらかといえば家庭より仕事を優先して過ごしました。30代に入り、それまでのガムシャラな働き方を反省。遅ればせながら、仕事とプライベートの両立に意識的に取り組んでいます。家族と過ごす時間をできるだけ多く確保しつつ、新しい趣味として始めたのがテニス。心地よい汗を流すことで快眠が得られ、仕事により集中できるという好循環が生まれています。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 木村裕亮さんが働いている認定事業者

    社会福祉法人 浩仁会 旧

  • 〒501-0553 岐阜県揖斐郡大野町南方石ノ上356番地1
  • http://www.plaza21oono.jp/koujinkai/
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