福祉業界に興味を持ったきっかけ
- 10年ほど前に亡くなった祖父が晩年、要介護状態になり、特別養護老人ホームに入所しました。その時、とてもお世話になったのが生活相談員の方。終末期にある祖父を見守りながら、私たち家族に都度、身体状況や介護内容について丁寧に説明し、臨機応変に対応してくださったことが心に残っています。おかげで、家族みんなが穏やかな気持ちで祖父を天国に見送ることができました。
当時、私は病院に勤務していたのですが、その経験を通じて、人と深く関わりながら望ましい介護のあり方を考えていく生活相談員の仕事に強く惹かれるように。そして、縁のあった当法人に転職することを決意したのです。
私は今、こんな仕事をしています
- 利用者様・ご家族・ケアマネジャーさんや病院といった外部の関係機関・当施設職員の間に入り、それぞれをつなぐパイプ役として、サービスや利用に関する連絡・調整を行うのが私の仕事。入退所の手続きから契約対応、相談対応まで、業務内容は多岐に渡ります。そうした中で何よりもうれしいのが、ご家族から笑顔で「あなたがいてくれて助かった。ありがとう」と言っていただけた時。大変だったことや苦労がすべて報われ、感極まることもしばしばです。
この職場の好きなところ
- 意欲のある職員を惜しみなくバックアップし、チャンスを与えてくれるところ。私自身も、面接時に熱意を伝えたところ、未経験ながら希望通り生活相談員として採用されました。入職後、スムーズに社会福祉主事の資格を取得できたのも、法人の後押しがあったからです。
また、幅広い世代・多職種の職員が活躍しており、日々起こるさまざまな課題に対して、みんなで知恵や意見を出し合う風土があるのも当法人の特徴。ひとりでできることには限りがあるけれど、チームでできることは無限だと、この職場で教えてもらいました。あの時、思い切って転職を決めて本当に良かったと思っています。
今後の目標
- 現在は施設長の補佐役として経営企画や人事にも携わっているため、包括的な視点を持って仕事に取り組むことを常に意識しています。その経験を生かし、ゆくゆくは事業所の新規立ち上げに挑戦してみたいですね。実現のためにはもっと知識や経験を蓄えなければなりません。これからも、利用者様・ご家族・関係機関・当施設を信頼と笑顔でつなぐために自分に何ができるのかを常に考え、努力し続けたいと思います。