介護の勉強 私たちらしい働き方

山本三千男さん

山本三千男さん

入職7年目
  • 事業者ジャンル

    訪問介護
  • 勤務先

    DS TOKAI株式会社 介護事業部 プルメリア/DS TOKAI株式会社(認定事業者)
  • 取得資格

    介護福祉士、ヘルパー2級(現在の介護職員初任者研修)
  • 取材年

    2017年

訪問介護とは

ホームヘルパー(訪問介護員)が利用者の自宅を訪れ、身体介護や日常生活の支援を行うサービス。入浴や排泄介助、着替え、調理、洗濯、掃除など幅広いサービス内容があります。

不器用でも、自分なりに毎日を積み重ねていけばいい。

そのことを介護の仕事が教えてくれました。

介護職をめざしたきっかけ

私は幼い頃から、超が付く現実的なタイプ。「目標に向かってがんばろう」と言われたり、「将来の夢」を作文に書いたりするのが苦手で、生きることさえもかったるいなと思っていたんです。そんな私ですから、学校を卒業しても定職につかず、料理人やホテルの清掃員、乳牛の世話係、林業従事者などのアルバイトをしていました。でも30歳を目前にした時、ふとこんな考えが心に浮かんだのです。「生きることは、老いや死を受け入れることなのではないか。じゃあ、その最前線と言ってもいい介護の現場で働いてみよう。何かが見えてくるかもしれない」・・・。つまり、介護職に就いたきっかけはほとんど思いつきなのですが、気づけば10年以上継続できているので、向いている仕事だったのかもしれません。

私は今、こんな仕事をしています

法人が運営するサービス付き高齢者向け住宅やショートステイ施設、高齢者がお住まいのご自宅に伺い、介護サービスを必要としている方に身体介護と掃除・洗濯・入浴などの生活援助を行っています。また、訪問介護部門のサービス提供責任者として、利用者様やご家族への相談対応、計画書などの書類作成、ケアマネジャーさんへの営業活動、スタッフ管理も。利用者様はもちろん、スタッフも安全で安心できる拠点づくりに日々取り組むとともに、サービスレベルの向上に努めています。

この職場で働くやりがい

当社は安定した経営基盤を持つ企業だからこそ、年齢やキャリアに関係なく挑戦できる風土があります。だから、利用者様にとっていいと思うこと、自分や会社にプラスにつながることは迷わず行動に移してこられました。介護福祉士の資格を取得したり、介護プロフェッショナルキャリア段位制度をいち早く職場に取り入れたりしたのはその一例。このことは、ルーティーンが苦手な私にとって実はポイントで、モチベーションの維持や働くやりがいにつながっている気がします。

今後の目標

私にとっての「キャリアアップ」は、資格をたくさん取得するとか、会社の中で役職が上がるといったことではありません。困った人が身近にいた時にすぐに対応できる人になることです。そのために介護の技術やマネジメント能力、さらには人間力をさらに高めていく必要があると思っています。
かつて、生きることさえもおっくうだった私が今、こんな風に前向きに仕事に取り組めているのは、多くの利用者様との出会いがあったから。人生の先輩方の生き様にふれ、不器用でも自分なりに毎日を積み重ねていけばいいのだと思えるようになりました。これからも利用者様一人ひとりの暮らしに寄り添い、共に歩む介護を続けていきたいです。

私のワークライフバランス

正直に言うと、休日も利用者様の急な病気やケガで病院に行くなど、イレギュラーな対応があります。でも、私の場合は自分の日常に介護の仕事が溶け込んでいるので、まったく苦ではありません。プライベートでは2児の父ですが、休日に家族で一緒に過ごせる時はラッキー、仕事が入れば「行ってくるね」と出かけます。そんな私の一番の理解者である妻には感謝しています。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 山本三千男さんが働いている認定事業者

    DS TOKAI 株式会社

  • 〒509-0207 岐阜県可児市今渡1155番地の1
  • http://tokai-kani.co.jp/
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