介護職をめざしたきっかけ
- 「介護って大変」。昼間はホームヘルパーとして働き、自宅では曽祖母を介護する母の姿を見ながら育った私は、勝手にそう思い込んでいました。
イメージがガラリと変わったのは、中学生の時に職場体験学習でデイサービス事業所を訪れてから。常に笑顔で利用者の方々に接する職員さんがとても素敵に見えたのです。「介護の仕事をする人は、お年寄りの生活をよりよく変えていくプロなんだ」・・・その気づきを得たことで、母に対する理解と尊敬の念も生まれました。以来、母に仕事のことを聞いたり、曽祖母の介護を手伝ったりするように。そして「介護の仕事に就きたい」という思いが強まり、専門学校に進んで介護福祉士の資格を取得しました。
私は今、こんな仕事をしています
- 就職活動中に施設見学に訪れ、「田畑と森が広がる風景の中で、楽しいと思えることをいっぱい作りだし、福祉と地域と自分自身を耕そう」という考えに共感し、当社を選びました。敷地内にはさまざまな種類の施設がありますが、現在の私の担当は、グループホーム。9人の利用者様の共同生活を、介護福祉士としてサポートするのが仕事です。利用者様は認知症を患っておられるものの、すべてのことができなくなったわけではありません。日々の家事や役割を担っていただきながら、その方ならではの新たなチャレンジの種を見つけ、育てていくと、みなさんの目の輝きが驚くほど変わってきます。たとえば、かつて農業を営んでいた方に畑作業をお願いしたり、元教師の方に職員の子どもたちの勉強を見ていただいたり。頻繁に行われる地域交流イベントも、利用者様とスタッフが協力して作り上げます。利用者様が人生をいかに楽しく、輝きながら過ごすことができるか。すべては私たち職員にかかっていると常に感じています。
この職場の好きなところ
- 耕グループの一番の魅力は人間関係が良いところ。介護、とりわけ認知症ケアに対して熱い気持ちをみんなが持っており、現場には「新しいアイデアやサービスをどんどん形にしよう」「もっといい介護をしよう」というエネルギーが満ちあふれています。
社員の子育て支援に力を入れていることも、職場の活気や風通しの良さにつながっていると思います。私自身も4歳児の子育てに奮闘中ですが、産休・育休を取得して復職することに迷いはありませんでした。今、こうして仕事でやりがいを感じることができているのは、会社からの手厚いサポートと周囲の理解・協力があってこそです。
今後の目標
- 次の目標は、ケアマネジャーと呼ばれる介護支援専門員の資格取得。自分の知識や技術を高めることで、会社の成長に貢献していきたいと考えています。
また、子育てと仕事、どちらも私にとって大切な存在ですから、今後もしっかり両立していきたいですね。これから入社する後輩たちのためにも、私自身がワーキングママの見本になれたらうれしいです。