介護職をめざしたきっかけ
- 幼児教育学を専攻していた短大時代、通学路に当施設が新築オープンしました。その建物を見た時、ふと高校時代に吹奏楽部の仲間と介護施設へ演奏ボランティアに行った思い出がよみがえったんです。そして「真新しい施設で、あの時みたいにお年寄りと楽しくふれあえる仕事がしたいな」と直感。新卒で介護職として入職しました。福祉の資格を持たずに働くことに少し不安もありましたが、採用担当者の方が「大丈夫ですよ。一緒にがんばりましょう!」と明るい声で言ってくださり、前向きな気持ちになったことを覚えています。
私は今、こんな仕事をしています
- 入職当時は、仕事を覚えることで精一杯だった私ですが、先輩方に教えていただきながら現場経験を重ね、介護福祉士と介護支援専門員の資格を取得。いつの間にかベテランと呼ばれる年齢になりました(笑)。現在は、当施設の入所フロアで生活相談員と生活支援員を兼務しています。兼務の理由はとてもシンプル。日々、現場で利用者様とふれあい、スタッフと密に話し合うことで「今、その方に本当に必要な介護」が見えてくるからです。そして多職種連携のチームケアを実践した結果、たとえば入院中は寝たきりだった方が立てるようになったり、表情の乏しかった方が朗らかな笑顔を見せてくださるようになったりと、うれしい変化が見られることもしばしば。そんな時、利用者様の生活をプラス方向に変えることができる介護の仕事の意義や奥深さを改めて実感します。
この職場の好きなところ
- 当法人では、結婚・妊娠・出産の後も働いている人がたくさんいます。 私もそのひとり。35歳で結婚、36歳で第1子を出産しました。そして実は今、第2子を妊娠中です。
仕事と子育ての両立は忙しく、毎日があっという間に過ぎますが、同じようにがんばっている女性スタッフが周りにたくさんいることがとても心強いですね。それぞれご家庭の事情でシフト変更が発生した時も、みんなで調整し合ってフォローしたり、されたり。この支え合いの関係があるからこそ、安心して長く働けています。病児も対応している事業所内保育園の存在もありがたいですね。
今後の目標
- 管理職になってから、広い視野とアイデアをもって職場の活性化に取り組むようになりました。最近では、介護ロボットに関する外部研修に参加。職員の介護業務に伴う心身の負担を軽減する目的で、見守り支援機器を導入し、効果を検証しています。
今年の夏から2回目の産休・育休に入りますが、サポートしてくれる家族や周囲と相談しながら、できるだけ早く復職したいと考えています。そして「現場に近い」管理職として、スタッフが働きやすい環境づくりにより一層、力を入れていきたいです。