介護の勉強 私たちらしい学び方

大岩真佑さん

  • 中部学院大学 人間福祉学部 3年
  • (高山西高校出身)
  • 取材年:2024年

小学生の頃からの夢を追いかけて

私が将来について考えたのは小学4年生のとき。過疎地域で奮闘する介護福祉士の活躍をテレビで観たのがきっかけでした。「おじいちゃん・おばあちゃんたちに頼られて、かっこいいな。私もこんな風になりたい!」と思ったのです。憧れはやがて志に変わり、高校卒業後に中部学院大学 人間福祉学部に進学しました。中部学院大学を選んだ理由は2つあって、1つは高山市内の実家からアクセスが良く、週末などに気軽に帰れること。もう1つは、介護福祉士と社会福祉士のダブル資格取得を目指せること。高齢者介護の道に進むことは決めていましたが、中部学院大学のオープンキャンパスに参加したとき、先生が「福祉に関するより幅広い専門知識を身につければ、将来きっと役に立つよ」と教えてくださり、共感を覚えました。

人間福祉学部では子どもからお年寄りまで、あらゆる世代の困難を抱えた人を支援する方法を学びます。私にとって一番楽しい授業は介護の実習。介護専用のベッドや浴槽、車いすなどを備えた実習室で、介助する人・される人の両方の立場を体験しながら技術を習得し、それらを複数回にわたる施設実習でさらに深めていきます。実際の支援の現場では、お一人おひとりの心身の状態を理解し、「その人らしさ」を尊重しながら、より良い方向に導くケアを実践しなければなりません。毎回、介護の奥深さとやりがいを再認識し、介護福祉士になりたい思いがさらに強くなります。

実は入学前、地元を離れる寂しさや不安がありました。でも、キャンパスという新しい扉を開けたら、待っていたのは想像以上に充実した毎日。今は大学近くのアパートで初めての1人暮らしをしながら、勉強とプライベートを楽しく両立しています。休日は友だちと遊んだり、実家に帰って家族と過ごしたり。マイカーで、好きなアニメのコスプレイベントを見に行くこともあります。確かに勉強は忙しいのですが、リフレッシュする時間もしっかり確保できるのは、4年制大学を選ぶメリットの1つかもしれません。

卒業後の進路はまだはっきりと決めていませんが、入所型の介護施設に就職したいと考えています。そこで経験を積み重ね、ゆくゆくはケアマネジャーの資格も取得して、利用者様とご家族を心身の両面から支援できる存在になりたい。そんな目標に向かって、これからも努力を続けていきます。

介護を学びたい人へのメッセージ

私は早い段階から「大学に進学して、介護福祉士の資格を取得する」と決めて動いていたので、満足のいく学校選びができました。自分のやりたいことが見つかり、それに打ち込めるのは本当に幸せなことだと実感しています。
介護に興味がある人はぜひ、福祉系の学校が開催しているオープンキャンパスなどの見学イベントに参加してみてください。介護福祉士の資格取得を目指せる学校はどこも同じように見えて、実は雰囲気や力を入れている授業、現場実習スケジュールなどに違いがあります。そうした「違い」を比べて、自分に合った学校を選ぶと、より充実したキャンパスライフが送れると思います。
※インタビュー内容は取材時のものです。

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