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浅尾知佳さん
- 中部学院大学短期大学部 社会福祉学科 介護福祉コース2年
- (飛騨高山高校出身)
- 取材年:2024年
「自分が本当にやりたいこと」を叶えるために短大へ
- 高校時代は食品科学科で食品加工などについて学びました。充実した毎日でしたが、将来、多くの同級生と同じように食品業界で働くのは少し違うんじゃないかと感じるように。「自分が本当にやりたいことって何だろう」と考え、たどり着いた答えは介護の仕事でした。というのも、私は小学生の頃、母が介護福祉士として働く特別養護老人ホームへよく遊びに行っていたのです。そこでいつも見ていた、利用者の方々に笑顔で優しく接する職員さんたちの姿が自分のなりたいイメージと重なり、介護福祉士を目指すことを決めました。
いくつかの候補の中から、進学先として選んだのは中部学院大学短期大学部。丘の上に建つキャンパスの素敵な雰囲気と、最新鋭の介護機器やICTを積極的に取り入れたカリキュラムに惹かれたからです。通学区域を無料スクールバスが運行しているのも便利でいいなと思いました。私の場合は実家を離れて、同じ大学の幼児教育学科に通う双子の姉とアパートで2人暮らしをしているので、経済的にもすごく助かっています。
現在はおよそ80人の仲間と一緒に介護の勉強に打ち込む日々。2年間で介護福祉士の国家試験合格を目指す短期大学部は、1日の授業数が多く、長期休暇中も施設実習があって忙しいのですが、この選択は自分にとって良かったと思っています。「なぜこのような支援が必要なのか」「正しい介助の方法とは何か」、根拠に基づいた介護を知識・技術の両面から習得していくことが想像していた以上に楽しく、忙しさが苦になりません。それに、中部学院大学短期大学部はミャンマー、インドネシアといった海外からの留学生や社会人も多く受け入れているので、国籍も年齢も違う人たちと一緒に学びます。いろいろな人がいて、違う価値観があって当たり前、そういう環境も新鮮で、視野が広がりましたし、コミュニケーション力も自然と培われました。
卒業後は地元の高山市に戻って、特別養護老人ホームに就職する予定。子どもの頃に憧れた職員さんたちのように、いつも笑顔で利用者様に寄り添い、周りの雰囲気を明るくするような介護福祉士として成長していきたいです。
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介護を学びたい人へのメッセージ
- 「大変」「きつい」・・・介護の仕事に対して、そんなイメージを持っている人も多いかもしれません。でも実際は、たくさんの笑顔に出会えて、幸せを感じられる魅力的な仕事です。また、これほど「ありがとう」の言葉が直接もらえる職業は他にあまりないのではないでしょうか。そのことを私自身、施設実習に行って実感しました。だから、介護の仕事、学びに興味を持ってくれる人がもっと増えるといいなと思います。
同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨しながら過ごす短大での2年間は、本当に濃密で楽しいです。「友達ができるかな」「授業についていけるかな」という不安は入学後、きっとすぐになくなるはず。やってみたい気持ちが芽生えたら、ぜひチャレンジしてください!応援しています。
※インタビュー内容は取材時のものです。