イベントセミナー

「福祉のお仕事体験フェスタ」開催レポート

update 2017/11/17

2017年11月11日(土)に「福祉のお仕事体験フェスタ」が、中津川市サンライフで開催されました(主催:岐阜県・岐阜県社会福祉協議会/後援:岐阜県教育委員会・岐阜県福祉事業団)。「学ぶ」「知る」「楽しむ」「味わう」の4つのエリアを設け、福祉の仕事とはどういうことをするのか、そしてどういう世界なのかを様々な体験を通して子どもたちに感じてもらうための催しで、小学生・中学生の親子の皆さんや、介護を身近なものとして捉えているご夫婦など、約132名の方々にご参加いただきました。

Image title

「ミナモ」と、岐阜県社協マスコットキャラクターの「ともにん」が会場に遊びに来てくれて、子どもたちも大喜び。また、中津川市の坂下高等学校福祉科の学生が、ボランティアスタッフとして協力してくれました。


「学ぶエリア」

Image title

お父さん・お母さんが右麻痺という想定での着替えや、ベッドから車いすへの移動の介助を体験している様子です。可児市から来た6年生の女の子は「学校で高齢者の立場になる体験はしたが、手助けは初めてで難しかった。」と感想を話してくれました。


Image title

参加者は、脳梗塞・白内障を想定した高齢者疑似体験グッズを身につけて、視野が狭く色覚も曖昧な世界を体感しながら見本を真似て色ぬりをしたり、おはじきを箸でつかむ体験をし、高齢者の方の大変さを身をもって学んでいました。


「知るエリア」

Image title

点字、手話、アイマスク体験(視覚障がい者疑似体験)や、レクリエーションの道具、介護ロボットに触れてもらい、福祉を知ってもらうエリア。介護ロボi-PAL(アイパル)は、電動の簡易移乗機で、ベッドからトイレなどの移動に役立ちます。


Image title

手話サークル「かやの実会」の方から、名前を中心に手話を丁寧に教えていただきました。マスコットキャラクターの「かやのみみ」ちゃんとも、手話でお話ししました!


「楽しむエリア」

Image title

福祉施設で行われている様々なレクリエーションの中から、「万華鏡作り」と「マンカラ」というゲームを体験しました。「マンカラ」はガラス玉を自分の陣地から早く無くした方が勝ちという指先と頭を使うシンプルなゲームで、2回、3回と楽しんだ参加者の方もいらっしゃったそうです。


Image title

今回のイベントの目玉は、ステージコーナーで行われた「恵那の祭り太鼓」の生演奏。「恵那たんぽぽ作業所」で働く利用者、職員合わせて19名による和太鼓の演奏に会場内の熱がグッと高まり、2回の公演ともに大盛況でした。静岡の「富岳太鼓」に職員が習いに行き、平成2年に和太鼓チームを発足。週1回の練習に加え、年に1度行われる「全国障害者大会」の前は1ヶ月間休まず練習をするそう。公演のMCを務めた利用者の方は、「太鼓を始めてから前より明るくなった。人前で話す機会が増え、言葉を選ぶ勉強にもなっている。」と話してくれました。

Image title

「風の太鼓」「楽(がく)」「鼓楽(つづら)」に加え、アンコールの「和」の4曲を披露。思い思いに舞いながら「風の太鼓」を演奏する生き生きとした表情からも、太鼓を心から楽しんでいるのが伝わってきました。

「味わうエリア」

Image title

県内の障がい者施設で作られた製品や、東北支援として岩手県の名産品(利益を全て東北に寄付)、「飛翔の里 生活の家」の就労支援事業で作られているパンや石けん、かやふきんの販売も行われていました。

Image title

体験コーナーでは、スタンプを3つ以上集めると「ともにん」グッズから1つ好きなものがもらえるスタンプラリーも行われていました。

「福祉のお仕事体験フェスタ」は2018年も開催予定です。ぜひご参加ください!!

戻る