ぎふ・いきいき介護事業者「認定証授与式&記念講演会」開催レポート
update 2020/12/08
2020年11月25日(水)に、ぎふ清流文化プラザにて、「ぎふ・いきいき介護事業者」に新たに認定された事業者に対して、認定証授与式&記念講演会が執り行われました。「ぎふ・いきいき介護事業者」とは、人材の育成と職場環境改善に積極的に取り組み、一定の認定基準を満たした介護事業者のことで、岐阜県では認定証授与式や情報サイトを通して広く公表し、応援しています。
5回目となる2020年度は入場制限を設け、マスク着用や検温、アルコール消毒を徹底するなど、新型コロナウイルスの感染防止のため規模を縮小しての開催となりました。
認定証の授与に先立って、当制度の創設に深く関わられた中部学院大学 人間福祉学部 学部長 飯尾良英氏を迎え、来賓の挨拶をいただきました。「新たに認定を受けた事業者の取り組みを拝見すると、地域貢献事業に活発に参加している印象を受けた。職員が外に出ていくことによって外部からの評価が本人に直接伝わり、介護の仕事を誇りに思うことができる。そしてモチベーションアップに繋がる」「働きやすい環境を整え、それを内外に知らせるためにこの認定制度がある」など、人材を確保するために広くアピールすることが重要だとのお言葉をいただきました。
「ぎふ・いきいき介護事業者 認定証授与式」
今年度はグレード1に「社会福祉法人 杉和会」「社会医療法人 蘇西厚生会」「株式会社 羽島企画」「社会福祉法人 恵母の会」「医療法人社団 友愛会」の5つの事業者が認定されました。長沼正信健康福祉部次長より認定証が手渡され、代表者より喜びのコメントをいただきました。続いてグレード2、グレード3に認定された事業者の代表への授与式が行われ、その後のコメントでは「次は上のグレードへ挑戦したい」という声が数多く聞かれました。
「記念講演会」
記念講演会は、社会福祉法人合掌苑 理事長 森一成氏を講師に迎え「介護経営における人材育成と組織整備について〜魅力ある職場づくりとは〜」というテーマでお話いただきました。「子育て中の方、シングルマザー、障がい者など、働きづらさを抱えている人を積極的に採用することで、みんなで助け合っていこうという話し合いが行われ、心理的安全性が高くなる要因となる」「サービス残業撲滅、子ども手当や母子・父子家庭への手当、産前産後の有給制度の充実など、目立つ評判を作り働く人を集める」「理念教育は誕生月に毎年研修を行い、すべての職員に初心に戻る機会を作る」など、雇用の考え方を変えていくことの大切さを話されました。2015年に米グーグル社が提唱した「心理的安全性」という言葉を用い、生産的でよい仕事をするチームワークづくりや採用人事に関するノウハウなど経営者目線の内容に、認定事業者の方々は真剣に耳を傾けていました。
また、今回の認定証授与式と記念講演会の模様は、岐阜県介護職チャレンジ応援サイト「ぎふ・いきいきkaiGO!」にて、12月25日(金)より動画配信されます。
ぜひ、そちらのサイトもご覧ください。
▼岐阜県介護職チャレンジ応援サイト「ぎふ・いきいきkaiGO!」
https://gifu-ikiiki-kaigo.com/