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夏休み「福祉の仕事 親子職場体験バスツアー」開催レポート

update 2018/08/22

8月3日(金)に「福祉の仕事 親子職場体験バスツアー」が開催されました。これは、小・中学生のお子さんと保護者の方々に介護事業所での職場体験と介護福祉士養成校での学習体験を通じて、介護の現場を身近に感じてもらい、興味を持ってもらうことを目的に岐阜県が夏休み期間を利用して企画しているイベントです。

今回のツアーには20組40名以上の親子が参加してくださり、さまざまな体験を通して、福祉の仕事を学びました!


〜特別養護老人ホーム「フローレ川合」〜Image title


まず訪れたのは可児市の特別養護老人ホーム「フローレ川合」。全個室を備え、明るく開放的な雰囲気が特徴の施設です。

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施設長の田渕さんからごあいさついただいた後、施設内を見学させていただきました。職員さんの説明を聞きながら「ユニット」と呼ばれる談話スペースや、車いす利用の方にも快適な浴槽設備を見学しました。

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次に、施設にある車いすや歩行器の体験や、福祉車両の乗り降りを体験、福祉ベッドの使い心地などを体験しました。ヘッドホンなどを使った老人疑似体験では、「これは大変!」と驚きの声が多数あがりました。

子どもたちは、感じたことや分かったことなどを必死にメモを取ったり、疑問に思ったことなどを職員さんに聞く姿が見られました。

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食事体験では、「フローレ川合」で実際に提供されている食事を試食させていただきました。この日のメニューはカレーライス。通常メニューとは別に、食べやすくした介護食も配膳してもらいました。おいしく、栄養を摂る工夫に感心しつつ、不慣れな食感に苦戦する参加者もいらっしゃいました。


〜中部学院大学〜

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再びバスに乗り込み、次の目的地である関市の中部学院大学へ。人間福祉学部の森田先生から、「身近にある福祉の大切さ」「在宅介護について考えること」について話していただきました。

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普段は学生が授業を受けている介護実習室で模擬授業を行い、ベッドで寝ている人に対する「寝返りの介助」や「着替えの介助」について学びました。先生から体の構造について説明を受けた後、お父さんやお母さんに実践してみました。

介助する人にも、される人にもやさしい介助方法を学び、充実した約7時間のプログラムは全て終了!「介護って大切だね」「私も周りに支えられているね」といった子どもたちの声が多く聞こえてきました。


岐阜県ではこうした介護・福祉の仕事を体験できるさまざまなイベントを開催しています。ぜひ、参加して「人によりそい、人を支える」福祉の仕事の体験してみませんか。



ツアーに参加した方々の声


体験学習が印象に残りました。浴槽設備に体を預けるのは不安に感じましたし、介護食も食べきるのが難しく…。実際に体験してみること、本当に大切です。


娘の夢は看護師で、“人をケアする仕事”の現場を見せることができて良い経験になりました。介助の方法など、介護の現場を体感できたと思います。


現場で働く人の想いは大事ですね。施設の設備や清潔面ももちろん欠かせませんが、それ以上に入居者の気持ちに寄り添うことの重要さ考えさせられます。


私が福祉の仕事をしているので、その現場を息子に見せてあげたくて参加しました。息子の「老人に優しくしてあげたい」という声を聞けて良かったです。


「将来、介護の仕事がしたい」と話す息子に、施設の雰囲気を体感してもらいました。車いすの操作に苦戦したことなど、いろんな発見があったようです。


■事業の問合せ先
社会福祉法人岐阜県社会福祉協議会 岐阜県福祉人材総合支援センター
TEL:058-276-2510 FAX:058-276-2571

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