介護職をめざしたきっかけ
- 高校卒業後17年間勤めた会社を退職したことが、介護に興味を持ったきっかけでした。当時は両親と夫の父と同居をしていたのですが、次の仕事を考える中で「いずれ必要になるかもしれない介護について、知識を身に付けておいたほうがいいかもしれない」と思い立ち、介護職員初任者研修(ヘルパー2級)の資格を取得。資格を生かして働いてみたいという思いが芽生えたタイミングで、当施設が開業されることを知りました。実務は未経験でしたが、介護の仕事を始められるいい機会だと思いオープニングスタッフに応募。「介護老人保健施設 ラポール」へ入職して14年目になりますが、業務を通して学んだことやこれまでの経験は、実際に両親の介護に生かすことができました。
私は今、こんな仕事をしています
- 当施設では、介護や看護、リハビリ、栄養といった多種多様な専門職が集まり、利用者様の生活支援を行っています。その中でも、利用者様の日常に一番近くで寄り添うのが介護職員。主な業務は、食事や排せつ、入浴といった利用者様の日常生活の介助や、レクリエーションや体操など、より充実した生活を実現するためのケアです。現在私は介護主任を任されており、3か月に一度のケアカンファレンスを通して、利用者様のケアプランや職員の働き方に関する改善策の提案なども行っています。利用者様一人ひとりに合ったケアを行うことで、体調の変化にいち早く気づき、異常の早期発見・治療につながることも。常に職員同士で意見を出し合いながら、より良いケアの提供に努めています。
やりがいを感じる時
- 日常のケアや生活リハビリを通して、利用者様のできることが増え、笑顔を見せてもらえたときは本当にうれしいですし、「介護の仕事をしていてよかった!」と思います。当施設の役割は、利用者様の身体機能の維持・向上をサポートし、ご自宅での生活を可能にすること。日々さまざまな職種の職員と、「どうやって○○さんを元気づけるか」「今の○○さんにはどんなケアが最適か」などを話しあい、自身のユニット内でもケアプランについての意見交換を行っています。私のケアプランの提案に対し、仲間から「もっとこうしたらいいのではないか」という意見が挙がり、進んで実践に移せる雰囲気・環境があることはありがたいですね。短期間では難しい身体能力の向上に向けて、施設全体であらゆる工夫を施し利用者様の生活の幅を広げていけることは大きなやりがいだと感じています。
今後の目標
- 入職当初、ユニットリーダーを務めていた先輩の背中を追いかけながら、日常業務はもちろんのこと、利用者様との接し方、他部署との関わり方など多くを学びました。現在は、私が介護主任としてユニットの仲間を引っ張っていく立場。「よりよいケアを提供するために」と、全職員が同じ方向を向いて積極的に意見を出しあえるような、チームワークを築けるリーダーとして成長していきたいです。次を担う後輩を育てるためにも、相互的なコミュニケーションを大切にし、悩みを相談しやすい雰囲気や働きやすい環境づくりの一助になりたいと思っています。