介護職をめざしたきっかけ
- 子どもの頃に同居していた祖母はいつも私に優しく接してくれていました。しかし、反抗期の私は祖母の優しさが上手く受け取れず冷たく接してしまい、その時の後悔が今でも残っています。学生の頃から介護職に興味があり、ヘルパー2級(現:初任者研修)の資格を取得しましたが、20代は憧れだったアパレル業界に就職。子どもが保育園に上がるタイミングでもあった30歳を機に思い切って介護の道に飛び込み、現在は子育てと両立しながら働いています。変わることのない祖母への思いが、私を介護の道へ導いてくれたのだと思っています。
私は今、こんな仕事をしています
- ヘルパーとして利用者様のお宅に訪問し、食事や入浴、排せつなどの身体介護のほか、日々の困りごとや生活のお手伝いをする「訪問介護」を行っています。自宅で過ごしたいという気持ちに寄り添い、介護計画を基にさまざまなサービスを提供。平均で1日6件ほどのお宅を訪問しています。ヘルパーは利用者様の生活の様子から、些細な変化をキャッチ。気になることがあればすぐにサービス提供責任者に報告し、対応方法について相談を心がけています。 ご自宅は安心して生活できる場所でなければいけません。住み慣れた家だからこそ、利用者様自身が困りごとに気づきにくいケースもあります。「何が必要か」「どこに危険があるか」にアンテナを張っておくこともヘルパーの大切な役割です。
やりがいを感じる時
- コープぎふ訪問介護ステーション長良にはお子さんやお孫さんのいるヘルパーが多く、私自身も小学生と高校生の子育てと両立して働いています。子どもが小さい頃はよく風邪をひきましたし、学校行事や部活動もありましたが、お休みの相談をすると「子育て中はそういうものよ!大丈夫、子ども優先だよ!」と声をかけていただいたことがうれしかったです。職場の皆さんの優しさを感じて、出勤できる日は精一杯仕事を頑張れました。また、仕事について日ごろから相談しやすい環境があり、毎年年末には働き方に関するアンケートが実施されるなど、風通しの良さも感じます。訪問介護の仕事はヘルパーが1人で不安を抱えてしまうことも多いですが、サービス提供責任者にすぐ電話で相談ができるので、私たちは安心してサービスに集中できています。
今後の目標
- ヘルパー歴は12年目になりますが、今後も初心を忘れず「生協10の基本ケア」をしっかりと意識した介護サービスを行っていきたいです。10の項目を達成するには、利用者様に信頼していただくためのコミュニケーションが必要不可欠。日常的な会話を大切にしながら一人ひとりの課題を把握し、改善に向けた介護の工夫や情報連携をしていきたいです。利用者様がご自宅で安心安全に過ごせることを第一に考えて、日々の生活を見守っていきたいと思っています。