介護の勉強 私たちらしい働き方

今井克子さん

今井克子さん

15年目
  • 事業者ジャンル

    訪問介護
  • 勤務先

    医療法人白水会/ヘルパーステーションやまびこ
  • 取得資格

    介護福祉士
  • 取材年

    2020年

訪問介護とは

ホームヘルパー(訪問介護員)が利用者の自宅を訪れ、身体介護や日常生活の支援を行うサービス。入浴や排泄介助、着替え、調理、洗濯、掃除など幅広いサービス内容があります。

やってあげ過ぎない、“丁度良い”サービスを。

利用者様の自立を促すプロの仕事をしています。

介護職をめざしたきっかけ

私が20歳の頃、自分を育ててくれた祖母の介護を家族で経験しました。当時は、今のようにヘルパーや通所サービスなどの情報は多くなく、私たち家族は介護の方法もどこの誰に頼ったらよいかもわからず、いらだちと不安の日々を過ごしたことを覚えています。
それから十数年後。結婚して当時、専業主婦だった私は、近所で開催されたヘルパー2級の講座を受講しました。当初は、自分自身の家族のために役立てたいと考えていましたが、より深く学び、経験したいと久しぶりの仕事復帰のタイミングで介護職を選択し、3年の実務経験の後に、介護福祉士の資格を取得しました。
もともと私は人とふれあうことが大好きで、困っている人の役に立つことがしたいと考えていたので。介護職は天職だったようです。今も変わらず楽しく働かせてもらっています。

私は今、こんな仕事をしています

当施設では利用者様の自宅を訪問し、食事、入浴、排泄、掃除、洗濯などの身体介助や生活援助のサービスを一人ひとりの状況に合わせて行っています。サービス内容が、利用者様が自立した生活を送れるように支援することなので、やり過ぎてもいけないというところが難しいです。また、基本的に利用者様宅では1対1のため、性格が合う合わないといった面もあります。そういう意味でも大変な仕事ですが、利用者様の言葉や表情、体調から思いを読み取るよう心がけています。
当事務所では、カンファレンスや朝会を行いながら、スタッフ間で情報共有を徹底しています。利用者様が抱えている病気に対する知識も必要とされるため、訪問看護と連携しながら、一人ひとりの利用者様を理解し、状況・体調を把握するように努めています。

この職場の好きなところ

訪問介護のスタッフは現在3人と少数ですが、その分スタッフ間の結びつきが強いのが魅力です。利用者様への対応について困ったことがあったらすぐに相談できるし、家庭の事情で仕事に出られない場合もフォローしてもらえます。独身であっても、子育て中のママであっても働きやすい環境なので有り難いです。
仕事をしていて役得と感じるのは、人生の先輩である利用者様から、対応や会話のなかで学ぶことが多いこと。やりがいは、利用者様の笑顔を見られることです。自立した生活ができるように、いつも細心の注意をはらって介護・介助サービスを行っているので、以前できなかったことが今日はできていると、自分のことのように嬉しくなります。また、短い言葉ですが、利用者様の「ありがとう」は魔法の言葉。本当に勇気とやる気をもらえます。

今後の目標

感染予防や危険予知、医療安全、防災など院内で行われる内部研修へは、積極的に参加しています。また、リウマチや障がい者の方に対応するため養成研修、医療に関する研修にも参加しています。
私は利用者様とのふれあいが本当に好きなので、ずっと現場に居続けたいと思っているのですが、今後は後進を育てることも大切だと考えます。今年度にリーダーとしての基本姿勢やスキル、行動、指導方法を学ぶ研修にも参加予定で、研修後はその経験をスタッフや利用者様に還元したいです。
すべては、利用者様のため。スキルアップし、キャリアアップすることで、利用者様や病気に対する理解が深まり、より良い介護サービスを行えると考えています。

私のワークライフバランス

毎日、朝8時から夕方5時までの勤務で、残業はなし。家庭もあるため、職場と家族、双方の協力は欠かせません。留守を守ってくれる家族がいるからこそ、安心して仕事に当たれるし、カバーしてくれるスタッフと理解ある職場だからこそ、家族との時間を大切にできます。
オンオフをしっかりと分け、それぞれの立場で一生懸命楽しむ!これが私のワークライフバランスです。

※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 今井克子さんが働いている認定事業者

    医療法人 白水会

  • 〒509-1106 岐阜県加茂郡白川町坂の東5770
  • https://www.shirakawahp.com/
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