介護職をめざしたきっかけ
- 高校生の頃、最初は将来土木や林業の仕事をしたいと思っていましたが、ちょうどその折、祖母に介護が必要となりました。懸命に介護する家族と共に、私も手伝いをしようとしましたが、当然専門的な知識がない私は家族の力になることができませんでした。そんな心残りがあった高校3年生の時、進学の説明会で福祉系の短期大学の存在を知り、興味を抱きました。そして考えた末に、その短期大学で介護の勉強をすることにしました。
短期大学在学中には、座学に加え、施設での実習や介護演習を経験しました。利用者様と触れ合っていくなかで、まだ学生の自分なりに介護が少しずつできるようになっていき、その時初めて介護職の楽しさや魅力を知りました。そして、「卒業後は介護の世界に入り、介護を自分の仕事とする」と決意し、介護福祉士の資格を取得しました。
現在、介護の世界に入って約8年が経過しましたが、経験を重ねながら、できることが増えていくにつれ、介護の世界の奥深さや難しさを実感しています。さらに良い介護ができるよう、日々精進しています。
私は今、こんな仕事をしています
- 通所介護である当施設で、介護福祉士として利用者様の送迎、食事・入浴・排泄の介助、集団での体操、レクリエーション、口腔ケアなどを行っています。
そして、2018年4月にはチームリーダーとなりました。通常の業務を行いながら、スタッフのシフト調整やサポートも行っています。リーダーとして大切だと考えていることは、利用者様はもちろんスタッフにとっても良い環境にすることです。スタッフが働きやすい施設であれば、利用者様により細やかな介護サービスが届けられるはず。そんな思いから、利用者様、スタッフとのコミュニケーションを大切にし、常に気を配りながら、小さな変化も見逃さず、フットワーク軽く対処できるように心がけています。
この職場の好きなところ
- 職場の雰囲気としてはかなり風通しが良く、スタッフはみんな個性があって元気で明るいです。みんな仲が良く、伸び伸びと過ごすことができるのが当施設の魅力です。
また、新人スタッフに対してしっかりとマンツーマンで指導を行うのも特長です。常に気にかけてくれる先輩がいて、分からないことや困っていること、悩んでいることがあれば声をかけてくれます。介護の技術や知識だけでなく、社会人として当たり前のことが学べるので、若い人にとって良いのではないでしょうか。もちろん、新人だけでなく、すべてのスタッフが若手・ベテラン関係なくお互いを気遣い理解し、フォローしあっているので、ストレスを感じることなく仕事に取り組むことができています。
また、しっかりと休みをとれるのも当施設の魅力です。有給休暇を使って、家族で出かけたり、用事を済ませたりできるのがうれしいです。
今後の目標
- 直近の自分自身の目標としては、認知症ケア専門士の資格を取得することを掲げています。この資格取得を通じて認知症ケアに関する深い知識と高度な技術を得て、今後ますます増えるであろう認知症の利用者様の介護に取り組んでいきたいと考えています。
現場では、これまでと変わらず、一人ひとりの利用者様の心に寄り添い、細やかな介護を行うこと、また、利用者様やスタッフ、すべての人に感謝の気持ちや思いやる気持ちを持つことが目標です。そうすることで、一人でも多くの利用者様の笑顔をひきだし、充実した生活を送っていただけるような手助けをしていきたいです。
チームリーダーとしてもスキルアップは必要です。新人スタッフに対する指導のセミナーなどに積極的に参加し、行動だけでなく、適正な言葉で新人教育に取り組んでいきたいですね。スタッフ全員がスキルアップすることで、より高度なチームケアを実現していきたいです。
