介護の勉強 私たちらしい働き方

伊集院佳奈さん

伊集院佳奈さん

入職1年目
  • 事業者ジャンル

    介護老人保健施設
  • 勤務先

    介護老人保健施設 仙寿なごみ野/医療法人社団 登豊会(認定事業者)
  • 取得資格

    介護福祉士
  • 取材年

    2019年

介護老人保健施設とは

原則として、65歳以上で「要介護1」以上の認定を受け、病院から在宅への復帰をめざす方が、一定期間入所できる施設。医学管理下で医療ケアやリハビリ、日常生活の介助などが受けられます。

利用者様と寄り添えるユニット型の老健で

自宅復帰や自立をサポートしていきたい。

介護職をめざしたきっかけ

両親が九州出身であり、祖父母の家は遠く離れていたため、年に1回行ければいいほうでした。子どもの頃の私は人見知りで、なかなか母から離れようとしなかったようですが、祖父母の家では自然に曽祖父母に近寄っていき、膝に座らせてもらってずっと遊んでいたそうです。そんな姿を見て、普段の人見知りの私を知っている親戚がとても驚き、「この子は将来、福祉の道に進むといいのではないか」と言われたこともあったそうです。
私自身も、子どもの頃から将来は福祉の道へ進むことを決めていました。そして大学で介護を学んでいくうちに、自分の関り方次第で利用者様の人生をよりよいものにするお手伝いができるこの職業に強く魅力を感じ、迷うことなく介護職の道に進みました。
新卒で入職して約1年が経ち、今後はケアマネジャーや社会福祉士などの資格取得にも挑戦していきたいと思っています。

私は今、こんな仕事をしています

ユニット型の介護老人保健施設で、日中は約10名、夜間は約20名の利用者様の生活をサポートしています。主な仕事内容は、食事や排せつ、入浴、移乗介助、更衣など、利用者様一人ひとりの状態に応じた介助を行い、身体機能の維持や向上、入居目的が達成できるよう支援しています。利用者様の健康や心の状態は日々変化するので、どんな変化もすぐに察知できるよう、普段から利用者様とのコミュニケーションや記録、職員間での情報共有をこまめに図り、その都度、対応や対策を考えています。利用者様が安全に、また安心して生活していただけることを常に意識しながら業務に取り組んでいます。

この職場の好きなところ

就職活動をしている時、私が当施設で働きたいと思った理由のひとつに、「ユニットケアに力を入れている老健である」という点があります。大学での実習を通して、就職するなら自宅復帰や自立をサポートする老健がいいと考えていましたが、それでも老健はあくまでも病院から自宅へ帰るまでの中間施設と思っていました。長期的な滞在ではないため、利用者様との関係が浅いイメージもありましたが、当施設を見学してそのイメージが変わりました。老健には珍しいユニット型を取り入れていて、少人数で利用者様と関わり、信頼関係を築きやすい環境にあります。リハビリや医療的な処置による身体機能の維持や向上を目指しているだけでなく、利用者様の気持ちに寄り添い、本人の意思を引き出しやすい環境づくりと関わり方を行うことで、自立への意欲をより高めることができます。この職場環境にとても魅力とやりがいを感じています。

今後の目標

私一人で利用者様の受け持ち担当を任せられるようになりたいです。受け持ち担当になると、利用者様と関わる介護士の代表として日常生活の状態を評価し、その状態に合わせたサービス内容を考えます。日々の細かい変化も見逃さない観察力が必要な重要なポジションであると思っています。
今はユニットリーダーの指導の下で1人の利用者様を受け持っていますが、10人の利用者様と関わる中で、しっかりと担当している方の状態を把握できているか、また見落としている点はないかなど不安はあります。そんな不安も先輩方が相談にのってくれるので、これからも職員間での情報共有を大切にして、利用者様やご家族の意向に応じたケアを提供できるような介護士になりたいと思います。

私のワークライフバランス

母ととても仲がいいので、休みが合えば2人でショッピングや食事にでかけます。何も予定がないときは、ひたすら寝たり、のんびり過ごしてリラックスすることを心がけています。夜勤もありますので、入職したての頃は、変則勤務になかなか慣れずに眠れないこともありましたが、余裕をもって働くためにも休日は仕事を忘れてしっかりと休むことができるようになりました。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 伊集院佳奈さんが働いている認定事業者

    医療法人社団 登豊会

  • 〒502-0901 岐阜県岐阜市光町2丁目46番地
  • http://touhoukai.or.jp
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