介護職をめざしたきっかけ
- 私が介護職を目指したのは、介護福祉士とケアマネジャーとして介護の仕事をしていた母の影響です。
行事のボランティアとして母の職場に行った際、生き生きと楽しそうに働いている母の姿と、そんな母を信頼して頼っていらっしゃる利用者様の姿を見て、私も将来こういう仕事がしたいと思うようになりました。
高校では福祉科のある学校を選択し、座学や実習で高齢者福祉のことを学びました。実習では、介護施設を訪問し、レクリエーションなどで利用者様とコミュニケーションをとるなかで、利用者様の笑顔を見て「私の選択は間違いない!この道を進もう!」と改めて意思を固めたことを覚えています。
私は今、こんな仕事をしています
- 特別養護老人ホームである当施設の介護職員として働いています。
主な仕事は、入浴や排泄、食事の介助など、利用者様が過ごしやすくするための生活の手助けです。学校ではいろいろなことを学び、実地研修も行いましたが、やはり社会人として、プロの介護職として利用者様の介護・ケアをするのはとても大変で難しいことです。最初の頃は分からないことだらけでしたが、先輩と行動を共にしながら、丁寧に指導してもらったおかげで、大きな不安を抱えることなく、仕事に取り組むことができました。
また、今思い返してみると、学生時代に飲食店のアルバイトをしていたこともプラスになっています。お客様への接し方やマナーなど、アルバイトで学んだことは、今の職場での利用者様との接し方に生かされていると思います。
介護の仕事をしていてやりがいを感じるのは、利用者様が笑顔になってもらえた時や「ありがとう」の言葉をいただいた時です。利用者様からの「頑張っているね」という言葉に励まされることもあります。利用者様が不安や緊張から不穏な様子の時にいち早く気づくことができ、自分の声かけで安心して落ち着いてもらえるとうれしく感じます。
この職場の好きなところ
- 職場の雰囲気が明るく、周りは私より先輩ばかりですが、皆さん優しくて、伸び伸びと仕事をさせていただけるところが大好きです。仕事のやりがいもあり、「もっと介護について深く知りたい!」「利用者様をもっと笑顔にしたい!」というやる気にあふれています。
そうはいっても、入職3年目の私はまだまだ新米。利用者様のケアでうまくいかないことやミスをしてしまうこともあります。そんな時に、周りのスタッフの方が一緒に考えてくれたり、丁寧に教えてもらえたりして、本当に助かっていますし、勉強になっています。
もちろん、利用者様と過ごす時間も大好きです。おっとりした性格でのんびりやの私は、高齢の利用者様と気が合いやすいようで、よく「喋りやすい子だね」と言われますし、私自身も性に合っていると思います。この道を選んで良かったとつくづく思います。
今後の目標
- 利用者様により良いケアを提供するためには、知識と技術がもっともっと必要だと実感しています。そのためには、資格を取得することが必要不可欠です。
今後は介護福祉士の資格を取得予定です。試験に向けて実務者研修に通い、勉強しています。ほかには、喀痰吸引研修や認知症介護基礎研修にも参加しました。
これからは、専門的な知識を学び、高い技術を習得して、もっと自分に自信をつけていきたいです。そして、利用者様が安心していただけるような職員になりたいですし、今はまだ助けられることが多いほかのスタッフの皆さんを引っ張れるような存在になりたいと思っています。