介護職をめざしたきっかけ
- 介護職を目指そうと思ったのは、高校3年の進路を決める時でした。
私は高校を卒業したらすぐに社会に出て、何でもいいから仕事をしたいと思っていましたが、両親は大学への進学を希望していました。特に母のそうした思いはとても強く、私も大学に進学することを決めました。
その時に頭の中に浮かんだのが、同居していた祖父母のこと。共働きで忙しかった両親の代わりに私の面倒を見てくれて、大好きだった祖父母のためにできることはないか。将来、役に立てることはないか。そんな考えから、介護職に就こうと決断し、福祉系の4年制大学に進学することにしました。
私は今、こんな仕事をしています
- 現在は、主任介護員と介護支援専門員を兼任しています。一介護スタッフとして通常のシフトに入り、利用者様の食事や排泄、入浴、リハビリなどの介助・介護をほかのスタッフと共に行うと同時に、スタッフたちのスーパーバイザーとして助言や指導を行っています。また、介護支援専門員としては、利用者様本人はもちろん、ご家族とのコミュニケーションを図り、諸々の調整やケアプランの作成を行っています。
当初は、「自分の祖父母のために」との思いから始めた仕事ですが、多くの利用者様やスタッフたちと関わっていくなかで、介護職はまさに天職だと実感するようになりました。利用者様に元気を与える立場なのですが、毎日が楽しく、私の方が元気をもらっています。
この職場の好きなところ
- 入職18年目になりますが、当施設は昔から上司との距離が近く、どんなことでも発言しやすい雰囲気があるため、新人もベテランも働きやすいのが魅力です。
そうした環境が人を作るのか、スタッフもみんな明るく元気で、仕事に対してとても真面目。自分のことだけではなく、他のスタッフのことも真剣に考えられる人ばかりで、みんなが助け合い、負担を分け合いながら仕事ができていると思います。10年以上勤続しているスタッフが多いのも、働きやすい職場である証拠ですね。
当施設はキャリアアップを考えるスタッフに対しても手厚く、外部研修に積極的に参加させてもらえて、研修の費用も負担してもらえます。私自身、介護支援専門員研修、喀痰吸引等研修、ユニットリーダー研修、アセッサー研修など、多くの研修を受けていますが、すべて当施設のサポートを得ながら受講したものです。
もちろん、その資格を反映できるような部署に異動できるので、具体的な目的・目標を持って資格の取得を目指すことができます。
今後の目標
- これまで、働きながら、介護福祉士、社会福祉士、介護支援専門員、ユニットリーダー研修、喀痰吸引等研修、認知症介護実践者研修、介護プロフェッショナルキャリア段位制度アセッサー講習といった数多くの資格を取得し、キャリアアップ、スキルアップをしてきましたが、私の希望はあくまでも生涯現場。こうした資格を生かしながら、これからもずっと現場で利用者様にとってより良い介護サービスを提供していきたいと思っています。
しかし、多くの現場経験と資格取得で得たスキルは、同僚や若い人に伝えていくことも、同じぐらい大切なことです。アセッサーの資格を生かしながら、人材育成にも尽力していきたいと思っています。