介護職をめざしたきっかけ
- 介護を学ぶために通った短大で実習があり、実習先の施設で直接利用者様と接したときに、介護の仕事に魅力を感じました。たとえばテーブルの上のティッシュを取ったり、トイレの介助でズボンを上げ下げしたりするぐらいの簡単なことをしただけで、利用者様は「ありがとう」と言ってくださり、“介護の仕事ってこんなちょっとしたことで感謝してもらえるんだ……!”とうれしくなりました。
また昨今、老老介護や認認介護など“介護”そのものがとても注目されていて、メディアなどでも介護に関する話題がよく取り上げられているので、今の世の中にとても必要とされている介護業界で働きたいと思いました。
私は今、こんな仕事をしています
- 勤務時間は、日勤8:15~17:15、早番7:00~16:00、遅番11:00~20:00、夜勤16:00~翌9:00です。日勤や早番のときは、午前中は朝の離床介助に始まり朝食介助、トイレ誘導、オムツ交換などを行い、午後からはレクリエーションやおやつ介助、入浴介助などを行います。日中は3~4名のスタッフと看護師、栄養士各1名ずつの体制で、23~24名の利用者様のお世話をさせていただきますが、夜勤のときは1人でおむつ交換やトイレ誘導、体調がすぐれない方のバイタル測定などを行うので大変です。でも、やっぱり利用者様の「ありがとう」の言葉を聞くと“頑張ろう!”という気持ちになり、仕事にとてもやりがいを感じます。
この職場の好きなところ
- 最大の魅力は雰囲気の良さです。どんなに良いかと言うと、短大生の頃に当施設で1週間の実習を経験した私が、ここに就職しよう! と決めたほど。雰囲気が良くなるにはちゃんと理由があり、日々の業務をただ淡々とこなすのではなく、働きやすい職場環境になるように、委員会活動やQC大会などに取り組んでいるのです。
委員会は業務委員会、教育委員会、安全感染委員会など7つあり、職員全員がどれかの委員会に所属して改善活動を行います。私は業務委員会で、最近では、日勤と遅番の勤務が重なる時間帯の業務について責任の所在を明確にする、という提案をしました。そして、その活動の成果を年に1回、当施設・関中央病院・せきこもれび(特養)の3施設合同で行われるQC大会のときに発表します。
こういう努力があるからこそ、20代~50代まで幅広い世代の職員がコミュニケーションを取りながら、気持ちよく働ける環境になっています。
今後の目標
- まずは普段の業務をスムーズに、わからないことを誰にも聞かず1人でやれるようになりたいですね。通常業務はできますが、突発的な出来事があったときや、業務がたくさん重なったときなどに焦ってしまいます。どんなときも落ち着いて対応できる職員になれるよう、今は勉強会や研修で、しっかりと知識や実技を学んでいます。介護や看護、接遇など多岐にわたる勉強会が毎月行われているので、積極的に参加してスキルアップやキャリアアップにつなげていきたいです!