-
本川直樹さん
- 中部学院大学 人間福祉学部人間福祉学科3年
- (関有知高校出身)
- 取材年:2019年
学ぶほどに実感する難しさと奥深さ。だから介護の仕事は面白い
- 私には2人の姉がいて、それぞれ管理栄養士と保育士の資格を持っています。姉のように社会の役に立ちたいけれど、どのような進路があるのだろうと中学3年生の時に悩んでいたところ、インターネットで“介護士が不足している”という記事を見つけ、「これだ」と思いました。
高校も福祉科を選択し、介護の基礎知識を修得。ある程度は分かったつもりでしたが、大学に入学すると新たな学びがたくさんありました。たとえば大学では、どのような介助方法を行えば、利用者様も介助者も負担が少ない介助ができるのかを考え、学びます。それまで「利用者ファースト」であればいいと思っていたため、大きな気づきを与えてくれました。また、介護現場で実習を経験した際には、通り一遍のコミュニケーションではなく、利用者様それぞれに最適なコミュニケーションの取り方を考える必要があることを実感し、介護の仕事の奥深さ、面白さを感じました。
将来は介護福祉士と社会福祉士の2つの資格を取得して、介護施設で働きたいと考えています。目指すのは、利用者様にも職員にも信頼され、臨機応変に対応できる介護福祉士。そのためには、これからも授業で多くの知識を身につけ、実習で介助技術とコミュニケーション能力を磨いていきたいです。
-
介護を学びたい人へのメッセージ
- 高校生の頃は、大学の福祉科に入ったら独りで勉強していくものだと思っていましたが、先生方が近くで優しく指導していただけますし、同じ道をめざす仲間がたくさんいて心強いです。勉強だけではなくサークル活動や留学生との交流など、大学でのさまざまな経験も糧となり、介護に必要なコミュニケーション能力の向上につながっています。少しでも福祉の世界を志す気持ちがあれば、迷わずまっすぐ進んでもらえればうれしいですね。
※インタビュー内容は取材時のものです。