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小木曽萌子さん
- 中部学院大学 人間福祉学部2年
- (瑞浪高校出身)
- 取材年:2015年
一生ものの資格を取って、ずっと働き続けたいから選んだ介護職の道
- 私が介護職を志したきっかけは、一生ものの資格を取って仕事がしたいと思ったことと、脳梗塞の後遺症で左半身に麻痺が残る祖父のサポートにやりがいを覚えた経験からです。中部学院大学人間福祉学科は、介護福祉士と社会福祉士のふたつの受験資格を得られるカリキュラムが魅力でした。
私は高校生の時にホームヘルパー2級の資格を取得しており、介護の基本的な知識と技術を身につけて入学したつもりだったのですが、大学での学びはより実践的かつ理論的であることを体感。たとえば介護技術の演習では「なぜこういう介助方法なのか」などを掘り下げ、学生同士で意見を出し合いながら進めていくので、毎回新しい気づきや発見があります。「ユマニチュード」と呼ばれるフランス流の認知症ケアも心に残っている学びのひとつ。「見つめる」「話しかける」「触れる」「立つ」という4種類の関わりを基本に、介護者の存在を認識してもらうように接すると、認知症の方の周辺症状が劇的に回復するというもので、一人ひとりを尊重したケアの大切さを実感しました。
将来は、介護の知識やスキルを持った社会福祉士として活躍するのが夢。利用者様はもちろん、ご家族の心にも寄り添える存在になれるよう、コミュニケーション能力も磨いていきたいと思います。
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介護を学びたい人へのメッセージ
- 大学生活は授業ばかりでなく、サークル活動やアルバイトなど、自分の世界を広げるチャンスがたくさんあります。私は手話サークルの活動に力を注いでいるほか、独学で図書館司書の資格の勉強をしたり、空き時間に仲間たちと福祉に対する自分の考えや思いを語り合ったりも。そうした日々の取組みを通じて、人間的にも成長できているのではないかと感じます。もし今、介護に興味を持っていて、選択肢の中に大学進学があるなら、ぜひその想いにまっすぐ進んでみてください。キャンパスライフは期待以上の楽しさだと思いますよ。
※インタビュー内容は取材時のものです。