介護の勉強 私たちらしい働き方

戸崎優希さん

戸崎優希さん

入職1年目
  • 事業者ジャンル

    訪問介護
  • 勤務先

    訪問ケアステーションなぎさ/株式会社 しのぶ
  • 取得資格

    介護福祉士
  • 取材年

    2022年

訪問介護とは

ホームヘルパー(訪問介護員)が利用者の自宅を訪れ、身体介護や日常生活の支援を行うサービス。入浴や排泄介助、着替え、調理、洗濯、掃除など幅広いサービス内容があります。

一対一でのケアに不安はありましたが

より深い関係になれる特別な仕事です

介護職をめざしたきっかけ

14年前、シングルマザーになったとき、何の資格もスキルもなく小さい子どもを抱えた私は就職という大きな壁にぶつかりました。パートから正社員まで、職種に関わらず多数面接を受けましたが、全滅する日々。そんなときに母から「母子支援でヘルパーの資格を取得できるよ。考えてみたら?」と言われ、挑戦したのがはじまりです。小さい頃から両親が曽祖父母の介護を行っていて、その姿を見て大変そうだなと思っていました。また、麻痺を患っていた祖母の介護のお手伝いをしたとき、障がいを持つ方に対してはもちろん、介護するご家族の方の大変さも放っておけないと率直に思ったのを覚えています。その思いが実現したのか、今は利用者様やご家族の方のサポートに携わることができて光栄です。

私は今、こんな仕事をしています

訪問介護事業所でホームヘルパーとして働いています。自宅で生活されている要支援や要介護の方へのサポートが主な業務です。例えば入浴介助や清拭、オムツ交換をはじめ、一緒にお料理を作るといったサポート、さらに掃除や洗濯といった利用者様が普段の生活でできないことや、やりにくくなったことをお手伝いさせていただいています。訪問は1日で多いときで5軒。平均で3軒ほど。前職はデイサービスだったので、働く環境は異なりますが、利用者様のお宅に伺って一対一で接することにより、まるで家族のような深い関係を築くことができるのがホームヘルパーの魅力だと思っています。

やりがいを感じる時

訪問介護の仕事は、まったくの未経験でした。最初の頃は訪問していくなかで、一対一でのケアに戸惑うことも多くありました。それは今でも多少あります。しかし、しっかりと私の話を聞いてアドバイスをくれる上司が、「不安な利用者様の訪問時は、何かあったら連絡してくださいね」と声をかけてくださるので、とても心強く、気持ちを落ち着かせて利用者様のところへ伺うことができています。とにかくスタッフの皆さんは、本当にやさしくて良い人ばかりなので安心してお仕事が続けられています。また、利用者様から「ありがとう。また来てね」と言われると、これからも頑張ろう、というやる気につながります。

今後の目標

正直、今までキャリアアップについて考えたことはありませんでした。そのため、研修なども受けたこともありません。今は、どんな介護士になりたいのか、目指すとこはどこなのかなど、自分と向き合って考えていきたいです。現状は、信頼できるスタッフばかりの働きやすい職場で、ずっと現場にいたい、利用者様と密に寄り添っていたいというのが本音です。訪問介護は一人ひとりとより深い関係になれるので、少しでも利用者様のお役に立てればと思っています。

私のワークライフバランス

プライベートは息子の部活、バスケの観覧に行ったり、友達や家族と食事に行ったりショッピングに行ったりと、好きなことをして過ごしてします。私は祖父母と一緒に住んでいることもあり、仕事で何かあっても家に持ち込まないことを心がけています。家での出来事も仕事には引きずらないと決めています。気持ちの切り替えをしっかりすることで、仕事と家庭の両立をはかっています。オンとオフの意識の切り替えは、自己のマインドを保つ能力にもつながっていると思っています。
※インタビュー内容は取材時のものです。
  • 戸崎優希さんが働いている認定事業者

    株式会社 しのぶ

  • 〒501-6064 岐阜県羽島郡笠松町北及1987-11
  • https://hp.kaipoke.biz/16v/
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