介護職をめざしたきっかけ
- 短期大学で最初は保育を学んでいましたが、小さい頃から私のことを温かく見守ってくれていた祖父母が年をとっていく姿を見て、高齢者福祉に関心を持ち始め、福祉専攻科を選択し、介護福祉を学びました。
そして、介護実習で高齢者と関わるなかで、介護に携わっている時の自分が一番自分らしく、笑顔でいられること、楽しいと思えることに気づきました。利用者様の最期に携わらせていただけたときに、その有り難さ、尊さを感じ、利用者様が最期までその人らしく生きることができるように、一人ひとりの思いに寄り添い、手を差し伸べることのできる支援者になりたいと思い、介護職を目指しました。
私は今、こんな仕事をしています
- 特別養護老人ホームである当施設に入所している利用者様に、食事や入浴、排泄など、身の回りの日常生活を支援しています。利用者様にとって、毎日の生活の場であることを深く認識し、安心して過ごすことのできる住空間となるよう、日々考えて行動しています。
大変なことや難しいことも多いですが、心の拠り所にしているのは、学生時代に学んだ「小さな仕草や表情から、言葉では表すことのできない思いや願いを汲み取ること。私がその人だったら何をしてほしいか考えよう」ということです。このことを常に頭に入れて、利用者様の思いや願いに対して丁寧に対応し、困っている方がいたらいち早く気づき、声がかけられるように心がけています。
やりがいを感じるのは、利用者様の笑顔を見たり、「ありがとう」の言葉をいただいたりした時です。感謝してもらえたことの喜びや利用者様と思いを共有できることに幸せを感じながら、毎日仕事をしています。
この職場の好きなところ
- 当法人では、人材育成の取り組みとして、入職当初に採用時研修、さらに6か月後にフォローアップ研修が行われます。また、入職当初は初めて経験することが多くて戸惑いや不安がありましたが、上司や先輩が丁寧に指導してくれたので、すぐに自信を持って仕事ができるようになりました。
困ったことがあった時に、誰にでも気軽に相談できる雰囲気があるのもこの職場の好きなところです。親身になって相談にのってくれる上司や先輩、同じ悩みを共有できるる同期スタッフの存在が安心感につながっています。
そして、利用者様の笑顔や感謝の言葉が、私の喜び、働く原動力となっています。
今後の目標
- 入職2年目で、まだまだ経験や知識、技術が不足している私ですが、多くの人に支えていただきながら、少しずつ仕事に慣れてきました。
今後は、私がみんなを引っ張れるぐらいの存在になるため、スキルアップ、キャリアアップをしていきたいと思っています。具体的には、認知症ケア専門士の資格取得が目標です。知識を深め、技術を高め、難しい対応やケアが求められる認知症の利用者様にとって、より良いサービスが提供できるようになりたいです。